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大雪にチェーン規制

週末は土日と買い付け及び妻子に会うために土曜の朝から東京に出た。行きは晴れていたので快適に運転でき、関越道も何の問題もなかったが、帰りは大しけとなり、関越トンネルの先はチェーン規制がかかっていた。

ライブカメラで見てから神奈川を出発したが、雪はやまずに私が通るころには路面が雪で覆われてしまっていた。春の陽気が感じられたので先週のうちに普通タイヤに変えてしまった私にとっては予期せぬ状況ではあったが、月曜の朝にはどうしてもやらなければならない仕事があるので何としてでもかえらなければならなかった。

チェーン規制があったが、誰も確認していないのでここは自己責任と雪国で育った感覚を頼りに普通タイヤで雪の上を40km/hくらいでハザードを点滅させて運転した。ほんの20キロも過ぎたあたりから路面の雪は消えたので、また再び高速走行に戻して帰路へついた。夜中前には家に到着できたのでほっとしているが、最悪の状況を見て土樽PAで一晩を明かそうかとも覚悟はしていた。

今朝は急ぎの梱包を行い、輸出準備を整えたあとにすぐに製版にとりかかったり、印刷の仕事を開始している。急ぎの紙袋の印刷も無事に終わったのだが今朝程クライアントより電話があり、先方のミスで袋の大きさを間違えたとの事であす大至急で刷り直しになってしまった。弊社では半日もあれば刷り直しができるので問題はないが、クライアントにとっては材料が全部無駄になるので大変であろう。少しでも赤字を減らすためにも印刷代を安くしてあげようと思う。そんなことも気にせず相手のミスなのでそのまま伝票をつければよいのであろうが、長年の付き合いもあり他人のミスをそう眺めるわけにはいかない。なんとかして協力し、お互いパートナーとして生き残れる付き合いでいけるようなお客さんを沢山かかえたいのが願いでもある。

パッド印刷の案件もあるが納期をもらっているので今週にかけて印刷を仕上げようと思う。1つは2色印刷だが、1個だけ4色印刷で仕上げてこんな感じになるとクライアントを驚かせようかと計画している。

薄い紙袋に印刷

薄手の紙袋の印刷には手間取ったが、なんとか仕上がった。シルクスクリーン印刷の場合凸凹や少しの段差でもあるとインキののりがうまくゆかない。そのためには印刷時に薄い板を入れて素材を平らにして印刷することになる。

その分手間暇がかかるのではあるが印刷面積に大きな違いが出るので、紙袋やマチ付き封筒等を印刷する場合にはかかせない方法である。幸いにも弊社には薄い塩ビの板などいくらでも余っているので切って活用することができる。

先日は250枚程ではあったが、調子が出たら2時間くらいですべてが終わった。本日は引き続き新規のクリヤファイルに名入れ1色を500枚行う事になるが、これも半日もあれば終わるであろう。クリヤファイルに1色の名入れをするだけであればシルク印刷の方が価格的には圧倒的な安さを売りにできる。カラー印刷ともなれば専門の業者に頼めばそれなりの機械があるので早くて安くなるであろうが、単色か2-3色くらいであればシルク印刷の方が安く、尚且つインキの盛りもたくさんになるので力強い印刷を再現できることになる

ビニール傘に名入れ

先日は毎年リピートのある傘に名入れを行った。新潟県のある地区の子供用の傘なのかもしれないが、黄色い児童用の傘で小さなタイプではあるが、1色の名入れ、内側にするものであった。

本数は50本程度の小ロットであるが、問題は無い。ナイロンインキを使って版と傘を固定し、あとは印刷するだけである。傘の場合は乾燥が厄介で印刷してすぐに傘を閉じるわけにはいかないので場内が傘だらけになってしまう。それでも夕方には全てたたんでも問題ないくらいすぐに乾燥するインキなので、ほんの一時的な傘だらけ状態であった。

それからバス停の看板の印刷を続けたり、急ぎの紙袋への名入れの為に製版をおこなったりと、何かとバタバタした一日であった。今日はその紙袋への名入れを行い、あとはクリヤファイルのデータフィルム出力や製版等を行えばあっという間に金曜日になるであろう。

今週末も別件の買い付けで土日と東京新潟間を車で往復しなければならない、毎週これが続くとなると身体にくるが、春が見えてきたので気分的に楽になっているので心配はないであろう

kasall

簡単になったポジフィルム作成

シルク印刷やパッド印刷にはポジフィルムという製版用に使うフィルムを作成することが不可欠である。以前は専門の業者に頼んだり、赤ベースというフィルムを手で切ったり、カッティングマシンで切ったり、いろいろと大変な作業ではあったが、今では家庭用のインクジェット印刷機があれば簡単にできてしまう。

弊社にはもう10年以上も前に買ったソニーのVAIOについてきたEPSONのプリンターがあるが、それが今も現役で使われている。ポジフィルム専門の業者さんが見たら驚くかもしれないが、この廃盤になっている古いプリンターでポジフィルム作成ができる。専用のフィルムも業者から簡単に買えるようになっているし、20mくらいで2万円するかしないかの価格となれば、自社でフィルム出力をこなしたほうが簡単かつ安くできる。

以前パッド印刷の試験でそうとう小さな文字を印刷することになった際にはこのプリンタで出力ができるか疑心暗鬼ではあったが、3PTの文字、それも1㎜あるくらいの文字列を問題なく印刷できた。肉眼でも見難いのでルーペで見たが、きれいに印刷されていたのには驚いた。日本のプリンタ技術は世界最先端と言っても良いほどだと思う。

先日は春先に向けて壊れたバス停の作成依頼が入ったので大量にポジフィルムを出力した。バスの看板はカッテングシートでやってしまえば簡単なのではあるが、屋外の雨雪にさらされる過酷な環境の新潟県では向いてはいない。除雪車の雪が飛んで来たり雪に埋まって看板が引っ張られる豪雪地帯には向いてはいないので、弊社ではシルク印刷で仕上げている。SG740というインキに硬化剤を入れてガチガチにインキを固めているので、何年たってもどんな過酷な環境でもインキが落ちる事はないであろう。

今週はまた追加で2件のクリヤファイルへの名入れが入ってきた。シーズン的な物であろうか、3月はクリヤファイルの月と言っても良いくらい印刷がくるかもしれない
poji

持込コクヨファイルに名入れ

先日は持込のコクヨファイル500枚に名入れを行った、とは言ってもまだ終わってはいない。表紙と背表紙を同時に印刷はできないので、ひとまず表紙を印刷することにした。ほぼ全面に印刷が入るのではあるが、下の方に小さな数字が入るので、1回の工程でやろうと思うとどうしてもうまく文字が出ない。2工程に分けて行う事にしたが、500回を合計3工程やっていると納期が間に合わないので、2工程を二人で同時に行うことにした。

2時間ほどで半分終わったので今日の午前で残り250枚、あとは午後に背表紙を全て印刷できれば完成となる。他にも仕事があるのでそちらを見ながら同時進行させなければいけないが、明日は持込の傘に名入れをする予定になっている。

今週はどこまで忙しくなるかわからないが、週末は再度上京しなければならない。土曜の早朝に出て日曜の夜戻りになるであろう
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3月らしい始まり

昨晩遅くに東京から新潟に車で戻った。関越トンネルを抜けたらまだ雪が降っていたので速度規制にタイヤ規制など、様々な規制があり自宅に到着するのが深夜を過ぎてしまった。それでもゆっくりとシャワーを浴び寝る事ができた。長時間の運転にもかかわらずあまり疲れが無く目覚める事ができた。

今朝は朝早くから別事業の輸出の梱包に書類作成、そちらが終わったらすぐに印刷のデータのフィルム出力に製版にとりかかっている。自社内で全てできるので急ぎの納期でもすぐに対応ができ、短納期でも納める事ができるようになったが、多忙になる日々が多くなってきた気がする。それだけ自分でやらなければならない仕事が増えている事であろうが、こんなにうれしいことは無い。

今週の前半に集中して納期の短い案件が飛び込んできているが夜も続ける事ができるので、問題なく納品はできるであろう。3月らしくなってきたが、納期は厳守ということでどんどん仕事を処理してゆきたい。

パッド印刷やシルク印刷に関しての問い合わせや小ロットに関しての問い合わせも増えてきてはいる。弊社はどんなロット数でも受ける事ができるし(逆にロット数が多いと納期がかかってしまうのが、弊社のネックでもあろうか。。。)、短納期も自営業の強みで夜中までかかろうが仕事を仕上げることができる。

3月の出だしもいい感じで今月は最後まで楽しみな月になりそうだ

パッド印刷で回転

金曜日は朝早く車で新潟を出発、東京まで出かけた。東京には毎回訪問する取引先があり、そこの社長と話をするためだけに訪れることになったが、私としては手ぶらでいくわけにはいかないのでいつも新潟の珍しい日本酒をぶら下げていくことにしている。東京では手に入らないような地元でしか出回らない日本酒を飲んでいただきたい、という思いもあるし、なんといってもお酒好きな方なのでこちらとしてもなんとか喜ばせようという気になってしまう。

今日も持参した日本酒をそのばで開けてもらいほんの少しであるが味見をしてもらったら気に入ってもらえたようでうれしかった。本当であればそのまま酒盛りでもしながら話ができればと思ったが、朝の9時から酒盛りをするわけにはいかないので、コーヒー越しの会話となった。

その中で出た内容がパッド印刷を回転させるというものであった。通常パッド印刷は被印刷体を治具で固定し、その上にパッドで転写印刷するという方法ではあるが、パッドそのものを固定して被印刷体を動かすことにより、回転印刷ができてしまうという内容であった。物理・原理的には理解できるが実際にやったことがないので早速家に帰ったら実験をしてみようと思う。成功すればかなりの広い範囲で、それもいままでできない範囲のパッド印刷ができることになる。新しいマーケットが開けると思えばわくわくしてしまい、いてもたってもいられない。

週末は神奈川に滞在し、妻子とともにどこかに出かけたり、別事業の貿易業務の買い付けで都内のお店をめぐることになるであろう。日曜の夕方には東京を出発、深夜前までには新潟に到着する予定だ。来週も仕事がはいってきているので、忙しい週になるであろう。 

コクヨフラットファイル

急ぎの案件が来た。コクヨのフラットファイルに名入れではあるが、表紙と背表紙の部分の2か所になる。表紙はそれほど難しくは無いが、背表紙の所のデータがかなりギリギリまであるので、1㎜の寸法の誤差も許されない。治具さえしっかりと固定すれば問題はないであろう。

今日製版をして明日朝一で試作となり、試作を確認後に量産となるが、数量が500個の納期が3日ほどしかないのでかなり急がなければならない。表紙と背表紙を一緒に印刷はできないので、合計で1000回の印刷となる。多少残業すれば問題なく終わる数量でもある。

問題は価格であるが、かなり低い予算での仕事となる。何かしらの理由があるとは思うが、表紙と背表紙に1色で名入れするのにここまで安い価格を出す印刷会社はいないと思われる。そのまま見積もった価格の1/3程の値段が指値であったが、やるかやらないかで言えばやることになる。たまに予算が無く低価格での印刷を頼まれる場合があるが、それはそれで受ける事にしている。

金曜日は早朝から東京に出かける事になり、午前中は東京の業者さんの所に顔を出す予定だ。特にこれといった用事があるわけでもないのだが、3か月に1度くらいは顔を出して挨拶をしたいと思う方である。私は勝手に師匠だと思い込んでいる方であるが、パッド印刷の魅力をを私に伝えてくれた方でもあるので、毎回訪問するといろいろな話をしたり、変わった印刷を見る事ができるので私には勉強になっている。東京という土地柄マーケットが非常に大きいのでいつもご多忙な方ではあるが、私もこの新潟の地からシルクスクリーン印刷やパッド印刷の魅力を伝えてゆきたい。

まだまだ知られていない印刷方法ではあるが私たちの日常生活には必ずと言ってよいほど使われている印刷技術であるのは間違いない。週末は妻子と共にどこかに出かけようと思う。

薄い塩ビプレートに名入れ

先日は簡単な名入れではあるが数量が多い印刷を1日かけて行った。0.5㎜程の薄いプラスチックの板ではあるが、合計で1700枚程、スミ1色でシルクスクリーン印刷の代表例ともいえるような印刷かもしれない。単価的には20円程で、機械でやるほどの量でもなく手刷りで行うちょうど良い感じの印刷ではあった。

シルクスクリーン印刷の強み、メリットは単色か2-3色であり且つ数量が100個以上であれば価格が安いというところだ。もちろん100個以下の小ロットにも対応はできるが、場合によっては単価が高くなってしまう場合がある。小ロットの依頼が増えている現在では数量の最低をこちらから希望することなどできず、何個でも何千個でも受けるのが基本ではなかろうかと思ってはいる。さすがに単価20円の物を1つだけ印刷して20円の請求書をあげるわけにはいかないので、最低料金というものが発生することになるが、昔とくらべれば製版の技術もポジフィルムの出力も簡単にできるようになったので、高い金額ではなくなってきた。

先日等も取引先より500枚程のコクヨファイルに名入れ依頼があったが、こちらは予算が限られているそうであまり出せないらしい。通常の3分の1程の金額でできないか、と相談されたが断れば案件自体が無くなるという事で、受ける事にした。さすがに毎回同じ価格で背表紙に表紙の2か所に印刷となれば、手間暇かかるので同じ価格ではできないと伝えたが、予算に合わせて柔軟に価格を設定できるのは自営業の強みかもしれない。

今日で2月が終わりになるが、3月はどのような月になるのであろうかまた楽しみではある

fuyo

クリヤファイルのシーズン

そろそろ卒業式や入学式の新年度のシーズンになっていると感じる時期になってきた。毎年この時期になるとボールペン名入れやクリヤファイル名入れの仕事が増えてくる。つい先日も某技術大学のクリヤファイル2000枚に名入れの仕事が入った。これはもう何年も続いている仕事で、毎年大学で販売しているらしい。

名入れが終わったところへ今度は別の県警のクリヤファイル名入れ見積もりがきた。こちらも毎年行っている名入れなので、たぶん決まるであろう。クリヤファイル名入れ専門の印刷業者は山ほどあるらしいが、色と枚数によっては弊社のようなシルクスクリーン印刷屋でやってしまったほうが圧倒的に安い場合が多い。クリヤファイルもホームセンターなどで安い物を100枚でも買ってしまえば、あとは印刷費用だけで終わる。

10枚でも20枚でも印刷は可能であるし、私は自社の販促用として毎回10-20枚程だけ刷って、必要になればまた印刷する~という方法にしている。無駄な在庫を持たないよう気をつけているし、いる分だけ刷れるとわかればそれだけの需要も生まれるであろうと思っているからだ。

多くの名入れ業者が材料の持込を嫌う一方、弊社は持込を歓迎している。それなりの理由はあるのだが、一番の理由はキャッシュフローを損なわないからだ。持込の材料にインキがうまく付着するか否かを心配で持込材料を断る印刷会社もいるようであるが、それでは何のための印刷会社なのかわからない。いろんな物への印刷にチャレンジするからこそ印刷会社といえるのではなかろうか
gidai

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