印刷ブログ
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ああでもないこうでもない

先日は和紙に細かい文字を入れるための製版を行った。サンプルで印刷した物は既にクライアントに出してあるが、私の中ではどうも納得がいかない。溶剤型インキでシルクスクリーンの限界ともいえる程の細かい文字ではあるが、私としては綺麗に出したい。UV印刷にすれば綺麗に出るのではあろうが、弊社にはその設備が無いし、あったとしても予算的に合わないであろうと思う。そこでシルクスクリーンのメッシュを高メッシュに切り替え、尚且つ乳剤を厚めに塗布してみた。露光時間も変えてみて今朝2種類の製版を行う事になっている。どう出るかはわからないが、2回目に作った昨日の版では初回に作った版よりはあきらかに綺麗に文字が出ているのがわかる。こだわればいつまでたっても終わりが無いが、どうしても気になってしまう。
eshu

そうとも言えば似たような事が調色でもあった。弊社の工員は家族構成なので少ないが母親が印刷しているアクリルの板に1枚1枚異なる社名を入れる作業での色出しがあった。ああでもない、こうでもないと結局2時間近くも色出しにこだわり、いつまでたっても作業が始まらないのでほぼ90%近い色になった時点で作業を進める事になった。100%の色が出ればベストではあるが、それは無理な事であるのでどこで良しとするかはなかなか難しい。このアクリルの板もたいそう綺麗な物で、どこかの看板になるのであろうか、最近はカッテングシートやインクジェットでやってしまう所が多いが、やはりそういった物を見かけるとシルク印刷と比較してしまう。印刷面の綺麗さや力強さに関しては圧倒的にシルク印刷で刷った方が綺麗にみえる。それでも単に職業柄でのこだわりだけなのであろうか、、一般の方がみても何が違うかはわからないような気がする。
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今日も急ぎの案件があるので、終日バタつくであろうが、夕方には地元長岡市の国際ビジネス研究会の第一回目の懇親会がある。私が言いだしっぺで幹事を務める事になっているが、昨晩のうちにすべての段取りを済ませてあるので、あとは向かうのみである

くるりんと曲面印刷

昨晩は調子の悪い身体を治してもらおうと整体へ行ってきた。ほんの1時間だけではあったが、終わった21時にはかなり身体が軽くなり、姿勢も良くなっているのには驚いた。そのまま週末の野外での看板交換の作業の下調べで駅前のバスターミナルで計測を行った。終わってみれば夜11時くらいになっていたが、最後のメールや今朝製版する予定になっている版の乳剤を塗ったりして床についた。

昨晩はやけに寒いと思い今朝起きてみると雪が降っていた。週末は東京でサクラが満開であったのにこちらは雪桜とでも言うのであろうか、急に気温が下がってまた冬にもどってしまったような感じである。冬と言えば日本酒であるが、以前シール対応では品が無いという事で地元のある酒蔵さんに頼まれて日本酒の四合瓶(720ml)に試験印刷を行った事がある。

試験印刷であったのでデザインなどは決まってはいなかったが、パッド印刷だとインキの盛りが薄いので気に入ってもらえず、シルクスクリーン印刷の回転バージョンの曲面印刷で試作を出してみたら、とても気に入っていただけた。やはりインキの厚が異なり、力強い印刷が再現できたことが最大の違いであったらしい。曲面印刷の案件はまだまだ少ないが、どこも小ロットでは受けないであろう、という想像から依頼すら出さないのかもしれない。弊社は曲面印刷でも1個から可能ではある。被印刷体を回転させて印刷するのでちょっとした工夫が必要であるが、その工夫が面白い。
bottle

半日断食

昨晩は遅くなったが、東京から戻ってすぐに寝たので、今朝も調子が良い。土日と知り合いを乗せ東京まで行き、帰りは商品の仕入れなどを行い、のんびりと新潟に戻ってきた。日曜の午前中だけは妻子と時間を作り近くの公園で花見をしながら遊んでいた。午後はさすがに毎週の運転の疲れもあるので、娘の昼寝に合わせて私も3時間ほど昼寝をさせてもらった。そのまま起きてのんびりと新潟まで8時間程かけて運転したが、途中かなり眠くなってしまった。引っ越しの時期なのであろうが、いつもの東京往復よりは長岡ナンバーの車を多くみかけた週末でもあった。

花粉症の時期ではあるが、どなたかがFacebookに投稿した半日断食でアレルギーが良くなる、という投稿をみたので、まずは自分の身体で試してみようと思い先週から朝食抜きの断食を続けている。水分以外は夕食以降~翌日の昼食まで何も食べていない。これを1週間ほど続けてどうなるかが楽しみではあるが、良い結果になれば皆に教えてあげようと思う。

今週は期末最後の週なので、仕事に夜の付き合いに何かとバタバタすることになるが、身体をこわさずに切り抜けようと思う

急ぎの納期が多い

今週は急ぎが多い、やはり期末ということも関係しているのであろうか、場内がこんでいるのでなるべく長めの納期がもらいたい、又は早めの段取りをお願いしてはいても、後になってから急いでほしいという連絡がくる。なんとか対応できるものもあれば、対応できない印刷物もあるので、どうしようも無い場面も出てくる。

他人事ではないがやはりすべてを完璧に事前に計画することはできないであろうが、人間どうしても慣れという習慣を味わってしまうと何とかなるであろう、と怠け心がでてしまう場合がある。私もそんな一人で自分の都合にあわせて物事を進めてしまう場合があるが、やはり他人に迷惑をかけないよう事前に計画をするようにしてはいる。

これだけいろいろな方とお付き合いするとだんだんとどの人がどんな癖があり、計画しているかしていないかが理解できるようになる。ある海外の取引先の方はこちらがいくら逆算して連絡を入れ、計画しても全て潰してくるくらいの納期が滅茶苦茶な依頼が毎回ある。こちらとしても調整ができる場合は調整するが、あまりにもいい加減な場合ができない、とキッツパリ断る様にしている。一度相手の調子に乗らされてしまうとこちらでもコントロールが利かなくなり、相手のスケジュールに振り回されてしまい、こちらのやることが全てくるってしまうからである。

やはり皆共存共栄という事もあるので、無駄ではあろうかもしれないが計画をたてて進める事が望ましい。もちろんそう上手くいかないのが商売でもあり人生でもあるというのは理解しているのだが、、、

明日は早朝から東京へ向かい、仕事をして日曜の夜に戻ることになっている。天気が良ければうれしい

週中の祝日はありがたい

先日は春分の日、昼と夜の時間がちょうど同じになるというまさに春の訪れを感じさせる祝日であった。前日には知り合いと酒を酌み交わし、夜遅くまで呑んでしまったが、よく日が祝日ということもあるのでのんびりと寝てしまった。起きた後には午前中の高校生との交流会に出席し、午後はのんびりと仕事をしたり梱包したり、軽く買い物をしたりと、祝日でしかできない仕事をこなしておいた。

やはり週の真ん中に祝日があると多少のんびりできるので非常にありがたい。遠出をするような案件があれば連休の方がありがたいが、特にそのような案件がなければゆっくりと休息ができる週中の祝日の方がありがたい。

今月は何かとバタバタする月になりそうだが、今のところは順調に事が進んでいる。昨年度の同時期と比較すると仕事量は比較にならないが、いろいろな新しい挑戦や仕事が増えているので飽きがこない。

今週末も東京まで往復することになるが、ちょうど地元の知り合いが数名東京に行くという事で乗せてゆくことにした。このライドシェアというサービスはインターネットで見つけたが、新潟や長岡市での登録者が劇的に少なく、登録してみたものの全く効果がなかった。そこでFacebookを使い地元版のライドシェアを作成、グループを作ってからまだ1か月経過していないが、既に3名を乗せてライドシェアすることになった。出だしは好調なので皆さんにはぜひ活用してもらいたいと思う

古いがまだまだ現役の露光機

シルクスクリーン印刷で必要なのが露光という作業である。これは乳剤というジアゾ液というものを紗張りしてあるこまかいシルクのメッシュに塗布し、そのジアゾ液を紫外線により硬化させる作業ではあるが、これが必要不可欠な作業になっている

ジアゾ液は昨晩のうちに塗布してあり、暗所にて自然乾燥させ、今朝には乾燥が終わっていた。急ぎであればドライヤーなどで強制乾燥させれば、すぐに露光ができるが、急ぎでない場合は電気代の節約もかねて私はなるべく自然乾燥させるようにしている。乾燥後1-2日中には露光しなければジアゾ液が固くなり始め、現像に影響が出るので早ければ早いほど良いと思う。

弊社にある露光機はもう何十年も経過している古い物ではあるが、まだまだ現役で使えている。お金に余裕があれば新しい露光機を買いたいとは思うが、露光機も安い物ではないので現状はこのまま使う事になるであろう。水銀灯での露光ではあるが、今の所特に問題は出てはいない

紫外線といえば体に有害であるとさけられている光ではあるが、それが仕事に必要であるという職種は意外とめずらしいかもしれない。女性のマニキュアの硬化にも紫外線が使われていると聞いたことがある
rokou

ブログを書くのを忘れてしまった。。

昨晩は遅くに東京から新潟に戻った。荷物の整理や梱包等朝のうちにすませようと行っていたが、書類作成なども含めて結局午前中が全てつぶれてしまった。朝のうちに日課にしているブログを書こうと思ったが結局忘れてしまい、夕方になってしまった。

書きたいことはいろいろあるのだが仕事に追われてしまい今日は書けそうになさそうである。今晩も看板の測量に出かけたりするので、それが終わったら今日は早めに就寝し、明日の朝にしっかりと書こうと思う

インクに接着剤を混ぜるという概念

普通にインクジェットや印刷をしていると硬化剤(=接着剤)をインキに混ぜるなどという想像はあまりしないかもしれない。インキの密着と剥がれをなくすために入れる硬化剤ではあるが、インクジェットであればUVインキに近いと思う。しかしUVインキは高価なものであるしUVインキ対応のインクジェット等そう簡単に導入できない。

資本力がある企業であればどんどん機械を入れればよいかもしれないが、弊社のような零細企業にとっては無縁の話ではある。それ以上にボタン1つでだれでもできてしまう印刷はすぐに価格競争に陥るというマイナス点がある。価格競争に陥ってしまえば零細企業などひとたまりもなくやられてしまう。

手刷りのアナログ印刷をすることに意味があるし、形あるものに印刷するとなればマシンに差し込んでボタンを押すだけでできるわけではない。治具の作成から合せにインキの選別、試作に調整、これらは人間の手で全て行われて初めて印刷が完了となる。そんな形ある物への印刷を行っているのが弊社の主力印刷ともいえる

春先になると地元バス会社の看板がどうしても冬の雪の影響で壊れてしまう。その作成が増えるのがこの時期ではあるが、3月はかなりの枚数を作成することになりそうだ。弊社に印刷が回ってくる前は別の看板屋さんで行っていた模様だが塩ビ板に印刷とカッテングシートだったそうだ。冬場の雪の重みや風による倒れ等を考慮すると塩ビ板ではすぐに割れてしまうので、弊社にかわってからはアルミ複合版にした。こちらの方が塩ビ板よりも安く強度も高い。しかしインクは異なりSG740というインキに硬化剤を入れて高温で焼き付けを行う分手間暇がかかるかもしれないが、厳しい環境下でのインキの落ちは無い。

今週もフル回転している作業場だが、春の訪れを感じる事ができる季節になってきたので非常にうれしい
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まだまだ寒い

昨日は晴れていたが朝方は寒かった。日差しは春の陽気だが、まだまだ冬が残っていると感じる。

冬場のインキを溶くのが大変で、インキの種類によってはガチガチに固まっているので一旦ストーブで温めて溶かしてあげなければならない。いくら新しいインキでも低温では固くなるFPPインキという物が存在するが、こちらはやっかいなインキだ。

しかし夏場と比較して冬場は目詰まりが少ないので遅乾溶剤の使用頻度が減る。夏場はこれでもかというくらい遅乾溶剤を入れなければすぐにシルク版のメッシュが詰まってしまうが、冬場はほとんどつまらないので作業効率が良い(その代り寒い場内だったり湿度が極端に低いのでパッド印刷の大敵である静電気が出まくってしまう。)

なかなか最適な環境を整える事ができないが、それでも与えられた環境で工夫をすれば問題なく印刷はできる

アナログな手刷りでなければ出せない色

シルクスクリーン印刷やパッド印刷といういかにも業界の雰囲気が出ているアナログ的な普段は表舞台に出ない印刷でしか出せない色がある。ゴールドやシルバーといった色と蛍光色である。先日はパッド印刷によるプルタブオープナーに追加印刷依頼があったのでそちらを行った。

前回は白1色で行ったが、今回は少量(それも12個という数量ではあるが弊社では問題なく受ける事ができる)でよいので2色印刷をしてほしいということであった。ゴールドと朱色の2色であるが、以前にサンプルでお渡ししてあるのでそちらを再現するだけとなった。先方も色によっては女性受けしたり売れ行きが違うのかもしれない、ということでの依頼ではあった。そこで1個だけ機械では出せない色を手刷りの特徴を出す為に蛍光色のピンクで刷ってみた。蛍光色はインクジェット等の機械では出せない色なので手刷りの強みを売ることができる色の1つではある。かなり明るい色になったが、花火を連想されるにはちょうど良いのかもしれない。どういった反応があるかも楽しみではあるし、こちらとしてもこのような色を出して2色パッド印刷ができます、という宣伝にもなる。本当は4色行えばよいのではあるが、そこまでの予算が無いらしい。もし予算がつくようであれば4色で印刷してみたいと思うし、それなりの版の用意もデータ加工も必要となる。

デジタル化社会に伴い昔ながらの手刷り印刷が少なくなっていると思われがちな業界ではあるが、私は全く逆の現象がおきていると思ってはいる。機械
を入れてボタンを押せば何でも印刷できるかと言えばそうでもない。逆に機械ができなければ見積もりも出さないでできません、と断ってしまう印刷会社さんが
多いのではなかろうかと感じる日々ではある。弊社には常に変わった素材や形、他社ではできないと言われたりロット数が少なすぎて断られた案件が来る場合が
ある。弊社はロット数が少なかろうが1個からでも印刷ができる強みもあり、自社内で製版もできるので場合によっては即納も可能である。

3月はさすがに年度末なので何かとバタバタと仕事が入ってくるがこんなにうれしいことは無い
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