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会社の強みとは何か

先週銀行にでかけ融資を打診してみた。作業場のスペースが少々厳しいので内装工事をしたりするにあたり資金を入れたい、その他いろいろな面で仕事や技術進歩に集中したいのである程度の借り入れを行おうと思っていた。

いろんな質問をされ、最後には御社の強みという部分を聞かれた。私は駆け引きが嫌いなので、正直に答えたが、要するに他社が嫌がる、面倒な仕事、忍耐力で乗り切るような仕事をやっているからかもしれない、という答えにしておいた。

ステレオタイプかもしれないし、このブログで書くのは如何なものかとは感じる時もあるが、雪国の人は打たれ強いと思う。いろんな難しい案件が来てもなんとかやってみよう、乗り越えよう、という精神力は備わっているとは思う。それが全員であるとは思わないが、少なからずその割合は多いとは思っている。冬の間に雪に囲まれる厳しい環境を耐えそして生き抜く力、それが自然と身についているのが雪国の人たちだと思う。

いくら時代が便利になったとはいえ、天気は読めないし、自然相手に人間はちっぽけな生き物である。

小ロット多品種の仕事は難しい事が多い、それが儲かるかと言えば正直全くそうではない。ある意味チャレンジの連続で時間が無くなるだけになってしまうが、それをあきらめればたんなるオペレーターの作業だけの仕事をする会社になってしまう。 そういう仕事はどんどん海外に流れてしまうであろうし、いずれ価格競争に巻き込まれる。零細企業が生き残るには価格競争ではなく、技術力と忍耐力、そしてフットワークの軽い行動力で勝負をするしかないと思う。

今週もチャレンジが多い、気づけばもう11月、そろそろ年賀状のデザインも考えて用意しなければならない時期がやってきている。