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土曜日の町中

土曜日は午前中に仕事を終わらせ、午後はかなり暑かったので近くの図書館に普段定期購読している雑誌を持参し、涼しみながら読んでいた。家にいれば35度くらいの猛暑だったが、エアコンがきいている図書館はさすがに涼しい、30分もいるだけで気持ち良くなり眠りそうになってしまった。

その晩は幼馴染と町にのみにでかけた。彼は地元長岡市の西神田で焼き鳥屋”悠ゆう”を経営している2代目である。彼なりに悩みがあるのであろう、いろいろと話がはずんだ。彼の店ででるモツ煮がこれまた最高で、私はいままでいろいろなところでモツ煮を食べたが、ここまで濃厚な味はまだほかで出会ったことがない。水を一切いれないということで、どうやって作っているのかが不思議ではあるが、濃厚なモツ煮が好きな方には絶品であろう。

彼なりにこの先どう店を経営していくべきかでいろいろと悩んでいたので、私なりのアイディアをいろいろと話しておいた。人と同じことをやっていても新たなお客は来ないし、かといって既存客をないがしろにするわけにもいかない。その新しいことで何をやるか?で勝負をかけるべきタイミングではあろうし、私も同じことが言えると思った。父親のシルクスクリーン印刷が30年前に開業、そのころから同じことを続けているようで売り上げはどんどん落ちて行ったらしいが、実際には仕事量が減ったというよりは単価が落ちて行ったということで売り上げ減にはなっている模様だ。デジタル化されていない一昔前であれば製版でも多額な金額をとれたのであろう、今はだれでもやろうと思えば製版もできるし、ポジフィルムも自宅で出力できてしまう。

あとはいかに違うことをやるか、他社が見ても面倒でマネをしないような仕事を開拓するかにかかっているように思える。幸いにも私はしんどいことや面倒なことがあってもなんとかやらなければ、ということで仕事をこなすように心がけているので、人が嫌がる仕事や物事をやることに関してはあまり抵抗がない。

昨年導入したパッド印刷にもうすぐ導入され開始する局面印刷、プラス既存のシルクスクリーン印刷を武器に地元新潟県長岡市で唯一柔軟性のある印刷屋を目指そうと決めたのもそう遠くはない過去である