印刷ブログ
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ネオプレーンへのシルク印刷

ネオプレーンというウェットスーツに使うような伸縮性のある素材がある、こちらでできたゴルフクラブのシャフトカバーに社名を20個程シルク印刷があった

ネオプレーンはインクを吸収するので1回では白にならない。白の場合は2回3回と重ね印刷をしなければNGなので、位置合わせに位置ズレ防止で治具と対策をしなければならない。以前も行ったがその時はデータが細すぎて大変だったが今回はベタ面が多いのでムラが出ないようにしなければならない。こちらも難しいがそこそこ綺麗にできたと思う

ネオプレーン素材へのシルク印刷、可能です
wetsuit

飽和ポリエステル製のマグカップへ

某ノベルティ大手のトレー〇ワーク〇社よりの飽和ポリエステル製のマグ、こちらには密着するインクがあるが商品によってやり直しができなかったりできたり、様々だ。

今回支給されたのはなぜか溶剤への対抗性があり、失敗してもふき取りができる、個数は小ロットで30個ほど、特になんの問題もなく仕上がった。印刷面積が取っ手の部分を避けるようにほぼ50%となる。メーカーのカタログでは昇華転写になっているが、工夫と治具させしっかり用意すればほぼ全面印刷ができる。取っ手の部分からおよそ2cmくらい離せば恐らくぐるっと1周もできるとは思うが、フルカラーにはならず1色扱いになる。

昇華転写のみといわれている形状でもシルク印刷ができます、詳細はお問い合わせください
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昇華転写しかできないと言われる取っ手付きプラマグに

メーカーのカタログでは昇華転写かパッド印刷のピンポイントしか印刷できないとなっているプラスチック製のマグに回転印刷を試みる。

取っ手付きのマグは取っ手の部分が回転を妨げるので全面印刷が難しい、それでも工夫次第では取っ手より少々余白を取ればぐるっと回転印刷で1回転できる。

何年か前に取っ手付きマグの案件があり試行錯誤しなんとか回転できる受け治具を作成した。それが今では重宝されているかのように多少の調整だけでいくらでも取っ手付きマグの回転シルク印刷に使える。最初は相当な時間と工夫が必要だったが難しい印刷は一度できれば自分の経験となり、武器となる。

来週はエプロンやノベルティへの小ロット印刷が多いので、難しい回転印刷は今週中に仕上げようと思っている。師走の忙しい中だが、短納期で対応できるようしております、年末までの案件、まだまだ納期は間に合います。
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mug cup

11月が終わり師走に入る

11月が終わった、何かとあわただしい月ではあったが、いろいろな経験に新しい印刷のコツ等、様々な収穫があったとは思う。

ほぼフルで毎日仕事を行い、日曜日だけは子供を連れて出かけたりしたが、それ以外は毎日現場での仕事になった。11月最終日もきり掛けのあるPP製のタンブラー60本ほどに細かいデザインを印刷して終わらせた。

こちらのデザインとボトルの形状が難しいために、6個程印刷しては版の洗浄を繰り返し、10回程版を洗浄する手間暇になったが、それでも綺麗に仕上がると気持ちがいい。完璧に仕上がったかと言えば、そうでもない。1つ1つ版を洗浄し60回すれば綺麗になるが、現実的ではないので、1つ1つ印刷をしながら再現性を確認し、ここでstopというところでやめ、洗浄することにした。平均で5-6個くらいだったが、それでも仕上がったので月末はホットしている。

12月もすぐに来週急ぎの納期や新しい流れ印刷のセットアップを行わなければならない。そうこうするうちに師走となり、年末が迫ってくれば年賀状も書かなければならない。印刷屋なのに年賀状を刷らないで家庭用のインクジェットで出力し、裏面に1つ1つコメントを添えている。シルク印刷で年賀状を印刷したいのだが、そこまでの時間がないのでこういう場面では機械にたよってしまう。

そろそろ雪が降り始めるかもしれないが、寒い新潟の環境は印刷の効率が良くなる、しかし乾燥が悪いので乾燥窯を活用して納期に間に合わせるようにしようと思っている

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