印刷ブログ
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シルクスクリーンで厚盛り印刷をする

厚盛り印刷といえばバーコ印刷やUVインクの厚盛りが有名ではあるが、シルクスクリーンでもできる。どこまで厚くできるのか?と言われれば素材により異なるが、先日たまたまやっていたビニール傘、ポリエステル製で1mm程の厚を形成することができた。たまたまだったので、これは消去したが、どのくらい厚くできたかを画像だけ残そうと思った

特にやろうと思ったわけではないが、ポリエステルの傘はインクを吸いこむのでメッシュも粗い版を使い、インクも沈まないタイプで密着するものを使わなければならない。今回は濃い色の素材に白印刷だったのでなおさら沈みが目立ってしまう。

恐らくアパレルでも同じような印刷方法だとは思うが、それと同じやり方でポリエステル製の傘に白印刷を行った、少々厚盛りにしたかったが、みな綺麗に白が再現でき、沈みもほとんどない。

写真は厚くなった部分の再現だが、やはりフラットに綺麗に厚盛りはできていない。そもそもそれは無理な話だとは思うが、時間があればいろいろと実験をしてみたいと思う課題の1つにはなっている。

厚盛り印刷、蓄光インクのテスト等、やりたいことがたくさんあるので年末年始に時間を見つけてどちらかをやってみようかと思っている。

市販の傘、ビニールでもポリエステルでも、小ロットでの印刷可能です。お店の販促や予期せぬ雨に対応するサービスで揃えると良いかもしれません
atsumori

とうとう雪が降り始めた

今年は雪の降りが遅いとおもったら昨晩よりの寒波でとうとう今朝は路面に雪が積もるほど降った模様だ、しかしこの程度ではまったく問題は無く仕事も交通も通常の日程と変わらないでできる

寒波がひどいと交通が乱れてしまうが、新潟県は皆なれているのかそれほど支障が出たことが無い。関東圏からのお客さんへの納品も問題なく運搬できるが、一番怖いのが雪になれていない関東地域で降雪が出た場合だ。新潟県内での物流はとまらず動いているが、普段雪の降らない地域に降雪があるとそこでstopしてしまう。

こればかりはどうにもならないので冬場に関しては、ギリギリの納期の依頼以外は早めに仕上げて出荷をしようと心がけている。絶対に指定日に到着しなければNGのような案件があればその旨をお伝えしてもらいたい

ショットグラスへ急ぎのパッド印刷が入った

先日は問い合わせで今週末に使いたいというショットグラスへのノベルティ印刷依頼がきた、かなり特急な納期なので材料が到着してすぐよく日にはすべて仕上げて焼き付けをしなければならない。

画像を見た感じでは回転シルクができなさそうな形状なので恐らくパッド印刷になるとは思うが、モノが到着してから調べてみて回転できそうであれば回転シルクにしようと思っている。なにせインクの乗りが違うし仕上がりがパッド印刷よりも力強い色味になる。

今回は黒なのでそれほど変わらないとは思うが、やはり地が透明なグラスなのでパッド印刷だと透ける。その点回転シルクでやれば透けることなく濃い色が出せる。

インクもちょうど1690の黒が在庫であるので、硬化剤を入れて150℃+で焼き付けをすることができる。今週は木曜納期の急ぎが終わったので少々のんびりできるかと思ったが、こちらの急ぎが入ったので週末まで気が抜けない。今週はタイトな納期が多いが、それを解決できるのが自分の仕事だと思っている。

年末向けのノベルティ印刷、まだまだ間に合います

ポリエステル製のスタジアムクッションにシルク印刷

スポーツ観戦などで座席が硬いのでその上に敷くようなマットがある、ポリエステル製の表面で中にはスポンジ?が入っている感じのようなノベルティ商品だ。

こちらにロゴを印刷することになったが、このクッションが黒でそこに明るめの色を印刷しなければならない。本来であれば白を印刷、そしてその上に指定色を乗せれば完璧になるが、位置合わせができない商品なので1発勝負しかない。

本当はSG410インクがあればベストではあるが、あいにく希望の色を満たすにはマゼンタとウルトラオレンジが足りない。インクメーカーに少量売ってもらえないので各色を1kg買わなければならないが、SG410は高価なインクなので1kgも買ってしまえば赤字になってしまう。 どうすればよいかと解決策を考えなければならないが、幸いにもSG740がポリエステルに密着することは実験済みなので、寒い工場の中で希釈をせずにコンクホワイトとマゼンタ、そしてウルトラオレンジを混ぜ硬いSG740を作った。すぐに使うとやわらかいので故意に時間を経過させインクが硬めになるのを待ち印刷する。

沈みもあまりなく希望の色が再現できている感じだ、あらかじめ沈むと言ってあるので問題はないが、思ったよりも沈ますいい感じで再現ができている。版も120メッシュで作成したのでインクの出る量も多いが、細かい線もあるのでこれ以下のメッシュではできないと思っている。厚盛りができる乳剤も使用し、今日100枚を仕上げようと思っている。納期が木曜日なので水曜の夕方には発送しなければならない、場合によっては乾燥窯に入れなければならないかもしれない
leasure sheet for blog

とあるメーカーのポリカーボネート成形品へのシルク印刷

一見それほど難しくはないポリカーボネートの成形品へのシルク印刷、はい、難しくはありません(笑) ただインクが素材にしみこむのでやり直しができない素材となり、少々緊張気味ですが、弊社には素材を侵さずに消すことができる特殊溶剤があるので、とりあえず一安心ともいえます。この溶剤との出会いは数年前の見本市だったが、当初は臭いが少ない洗浄溶剤のサンプルとして提供されたものが、今では宝物になってしまっている。

こちらのポリカーボネート成形品だが、一番難しいのがそれを担当している方の柔軟性の無さと現場を知らないという理由かもしれない。。。 当初のメッシュは270だったが、それでもガタがあるというので、300に変更、それでもNGだったので、今回は355と写真製版の高性能フィルムで仕上げた。これでもNGとなればお手上げになってしまう。

位置もコンマmm単位でずれているという指摘があり、そこまで細かい精度を要求するならばと専用の治具を加工屋さんから作ってもらうことになった、そのコストがかかるが、、、それでもよいらしい。。コンマ何ミリズレたからといって色を重ねる案件でもなくまったく関係は無いとは思ってしまうが。。。なんとなく100という仕様を100に仕上げないといけないという担当者の方なのであろう。シルク印刷ではスキージの移動で多少のズレがでる、これは仕方がないが、ズレが出ても問題が無い案件とNGな案件もある。

こちらの案件を土曜の夜に仕上げ、日曜に発送。土曜の夜は飲みに出かけてたまたま取引先のスタッフの方と落合、そのまま意気投合して朝まで飲んでしまった。。。 そろそろ師走まっただ中、今週も忙しくなるので呑みすぎ注意かもしれない
porika

アルミマウンテンボトルに小ロット回転シルク印刷

ちょうどタイミングが良く2つの案件で同じアルミマウンテンボトルに回転シルク印刷の依頼があった。

タイミングよく同じ期間にデータ入稿と商品が届いたので同じ治具とセットアップをそのまま使用でき、スピーディな仕上げとなった。最初の案件は事前に用意しておいたが、2つめは商品が到着したその日の夕方に仕上がってしまった。納期1日という最速の仕上げだが、アルミ製のボトルの塗装面への印刷なのでSG740と硬化剤を使用し高温乾燥を行うので2-3日は乾燥後におきたい。それでも週明けには出荷できるとは思う。

ロット数も1つは80本でそのうち40本は1色、もう40本は別の色だが版が同じなので色変えだけでできてしまう。もう1つの案件は白1色で70本程、こちらのほうがほぼ全面へのぐるっと1周なので難しいが、最初の案件も両面だったので難易度は高かった。しかし無事両方とも終わりほっとしている。

土曜日だが金曜の午前中に来週月曜納期の案件で増産依頼がきたので、土日も稼働しなければ間に合わない。noと言ってしまえばよいのだが性格上なんとかしたいということで、何とかします、と答えてしまった。しかし師走、このくらいでへこたれるわけにはいかない。あとほんの数週間だ、フル稼働で乗り切ろうと思っている
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久しぶりのボールペンだった

先日は久しぶりのゴルフボールだったと思えば今度はボールペンだった。本数は弊社にとっては大ロットになる500本、かなり時間がかかったが順調に始まり終わった。これも急ぎだったのでまだ余裕はあったが、来週と今の案件の内容を思えば終わらせてしまった方が良いと思い、夜中過ぎまでかかったが納期より1週間早く終わらせることができた。

ボールペンへの印刷はそれ専門の会社があるので弊社では積極的に宣伝はしていないが、今までの案件からすると地元の企業からの依頼であったり、県外であれば急ぎやロット数が少ない内容、そして特殊なボールペンに大きな印刷柄といった他社が断るような案件が多い

あとは袋に戻して発送をするだけとなる。ボールペンへの印刷、可能です。弊社では小ロットの10本でも20本でも、~100本以下でも印刷は可能です

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久しぶりのゴルフボール印刷

今週と来週はぎっしり詰まっているようなスケジュールと納期になってしまった。1寸の余裕も許されないかもしれない、昨日の夜は久しぶりにゴルフボールへのパッド印刷を行ったが、今朝になってクライアントからデータを変更したいという依頼がやってきた。

短納期で2日で仕上げてほしいということですぐに仕上げたがそのよく日にデータを変更となれば1日しかない納期になってしまう。しかしどうしてもやってほしいということなので、すぐに製版を行い、何とか隙間を見つけて印刷をした。個数は2種類x12個なので合計24個。おそらくメーカーに頼んでも断られる数量でもあり、そして納期が1日しかなければ受けてもくれないであろう。そんなことをなんとか対応してしまうのが弊社かもしれない。

ゴルフボールへの小ロット印刷、ご予算に合わせますのでお気軽にお問い合わせください
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白インクだけ使った日

火曜日は珍しく朝から晩まで白インクのみの日だった。白はインクジェットでも出せるがやはり色の濃さなどを考えるとシルク印刷の白が強みがあっていい。

白の印刷が一番難しい、素材によっては沈みがあったりもするので、一番気を使うのが白、そして白ベタでもある。

今週は師走が始まったように忙しい、恐らくクリスマス前までは忙しさが継続すると感じているが、仕事があることは嬉しいし感謝したい。仕事をするために生まれてきたような性格なので年末年始ものんびりせずに仕事をしようと思っている。せめて正月くらいは、、、というのが世間一般ではあるが、私にとって来客もなくメールもなく電話もならない年末年始は最高の仕事日和になると思ってしまう

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陶器マグカップへシルク印刷

陶器の四角いマグカップ50個へシルク印刷。

小ロットではあるが、なかなか難しい。マグそのものには注意書きでオーブンや高温を避けてほしい、、、となっているので焼き付け乾燥しなければならないインクが使えない、しかし使わなければ密着しない。

本来は1690インクでガチガチに固めたいがそれだと150~180℃まで上げなければならない、海外製の陶器なのでどうなるか不安だ、ということでこのような場合は1000インクで80℃程までで抑え気味に乾燥。それでも十分密着はしているしノベルティとしては問題ない。

陶器へのシルク印刷、小ロット可能です
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