PEの黒い袋に白でグラビア印刷されているサンプルが届いた。
白が薄い、との事でシルク印刷を検討されている。ということで、180メッシュと270メッシュ、コンクホワイトで印刷をしてみた。
グラビアの白と比較すると全く違う、270メッシュでもそこそこ白が強く再現できている。
しかし一般に買い物でもらう消費者は気にしていないであろう、、、業界関係の人間だけが白じゃない、と言っているだけの世界ではあるが、それだけ白の再現は難しい
ビニル傘を留めるバンド、こちらに社名らしきものをシルク印刷
印刷はフラットになる治具を作成し、あとは位置合わせを決め、刷るだけだ。
しかし、、、バンドの成形が異なるのか1つ1つ長さが違う。 留め具が2つあるがその間隔がすべて異なる。仕方なく留める方に合わせる感じで60本程の仕上げ。
弊社にとってはこのような小ロットは問題なくできる、逆に成形物なのでロットが大きいとかなりの作業と工程になる。ロール状でできたりぐるぐる回してどんどん印刷するようなことができないのが形ある成形物へのシルク印刷だからだ
布製品はあまり得意ではなかったが、もうここ3年ほど手掛けている。当初から比較すればだいぶ慣れているし、失敗もしなくなるくらいに製版のコツや版の選択、インキの希釈、そして印刷時の強さ等が身体にしみついてきた。
こればかりはこうだああだと口で説明しても理解できないし、口で説明することができない。このくらいの強さや希釈、等頭で覚えようとしてもすぐに忘れるし、失敗をしなければ覚えない。
シルク印刷は技術の仕事だ、教科書や参考書にのっているようなものでもなく、のっていたとしてもそれを読めばできるようになるかと言えば、まずそんなことはない。
やってみて、失敗してみて、何度も繰り返しやってみて技量がUPする。やればやるほど技術がUpするのがシルク印刷だと思っている。あとはどれだけのやる気と工夫に試行錯誤ができるかにより、平面や曲面、様々な成形物に印刷ができるようになる
やらなければ始まらない、やらなければ覚えない、そしてやればやっただけ経験となる。これはどんな技術職でも共通していることだと思う。
ライターにシルク印刷、普通はよくありそうな印刷案件ではあるが、それ専門の業者がいるので無理に参入しても仕方がない領域ではあると思い、積極的に宣伝やPRはしていない。
今回はお得意先よりの依頼で単価勝負となった。ライターもインキ密着が問題ないAS樹脂なのでSG740インキで印刷、目詰まりもなくスムーズに200本を1時間ほどで完了。あとは数日放置すれば自然乾燥で完了する。
版代もなしで単価も特価、ノベルティなのでこのくらいの単価になるのであろうと思ったが、スピードも速いしセットも難しくはない
以前デルリン樹脂やPOMのライターがあり、その時は下処理に苦労した記憶がある。こういった素材は下処理をしなければインキが密着しない。その点AS樹脂だとそのままで密着するのでかなり楽だ。
桧でできたような小さな入れ物、その角に小さくシルク印刷。
データ的には細い部分があるので355メッシュで製版。フィルムも写真製版の物を使った方がより綺麗に再現できる。
ロットは50個程、製版は終わっていたので商品が届きすぐに印刷。その間1時間ほど。木曜での最速シルク印刷となった。
外は荒れ模様なので工場でせっせと印刷をしたり明日の製版を用意したりと。物流も荒れているので恐らく金曜も土曜もあまり動きは無いとは思うが、週明け納期の物があるのでそちらは土曜に発送しなければならない。
あとはガラスの容器へのサンプルが6種類ほど、傘1本へのサンプルなど、極小ロットが続くが、この雪なので週末もでかけずにコツコツやろうと思っている