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中古乾燥機をGet

弊社には2種類の温風乾燥機がある、1つは昔からあるドライラックが丸ごと入る大きな乾燥機、もう1つは小ロット用にとオーブンが少々大きくなった市販でも買えるコンベクションオーブンだ。

どちらも使い分けて使用していたが、小ロット~中ロットのノベルティの焼成には少々使い勝手が悪かった。いつもなんとか工夫して使ってはいたが、焼成の回数を増やしたりしてなんとか対応していた。

たまたまヤフオクを見ていたら中型で使い勝手がよく、まさに探していた!という温風乾燥機が中古で売りに出ていた。新品の半額以下だったのでおもわず飛びついてしまった。

これならば今まで時間がかかっていたマグカップやグラスの焼成も、100個~300個であれば1回、又は2回くらいでできる。 温度が200℃までしかあがらないので低温乾燥になるが、ノベルティには十分だ。

これがあると内で、作業効率が全然異なる。今年はある程度の設備投資を行っているので作業性にロットの大小にかかわらず仕事ができるようになると感じている。あとはそれを操る職人を育てることに集中しようと思う
kansoki

陶器やガラスを高温で焼きつける

陶器やガラスの場合は特殊インキを使用して印刷後に高温で焼きつける。

今週行っているのがノベルティのマグだが、こちら500個にパッド印刷で名入れだ。 インキは1690Nというインキを使用する、ノベルティであればこちらのインキで十分ではあるが、窯を高温にあげるのに時間がかかる。

150℃で30分焼けば密着性が増し良い状態になる。それでも業界では低温乾燥と呼ばれ、本当の高温乾燥は600~800℃くらいまで上げる、そうすれば食洗機にかけてもまず剥がれる事は無い。ノベルティであれば低温乾燥でも十分に密着する

150度まで窯の温度が上がるのに1時間以上、それから30分だ。そろそろ夏なので昼間に窯をあげると多少でも温風が漏れるので場内が暑くなってしまう。そういう場合は夜に窯をつけて、温度があがるまで事務処理等をしてすごす

500個だが、1回に250個程。窯の上部と下部で温度が若干ことなるので、ノベルティのマグを並べた一番下に温度計を置き、下の温度が150℃に達した時点から30分を計測する。上部に温度計を置くと下部と5~10℃は温度が違うので要注意だ
150C

スクリーンインキをパッド印刷で使う

インキメーカーに言わせれば表題はご法度だとは思うし、メーカーとしてはパッド印刷にはパッドインキを使いなさい、と言わなければならない

しかしパッドインキは高いし小ロット用に小分けで売っているわけではない。そしてパッド印刷はインキの仕様がスクリーン印刷と比較すると少ない(それだけインキの膜が薄い)

予算がある案件や流れのパッド印刷の案件であればパッドインキを買えばよいのだが、小ロットや滅多に使わないインキの場合はスクリーンインキを代用する

これもコツと癖があり、慣れないと大変な試行錯誤になる。カタログにはのっていないしメーカーもあまり言わないようにしているのかわからないが、私はスクリーンインキをパッド印刷で使うときは某インキメーカーの希釈溶剤を使用、あとは2回3回と重ね印刷を行うことにしている。

それでもやはりなれないと使い勝手が悪い。いつかはパッドインキを仕入れて刷れるくらいになるかと思うこともあるが、大ロットの案件はあまりやっていないので、おそらくスクリーンインキを使うことになるであろう。しかし全く問題は無い、パッドインキを使用したものと同じで再現ができる
t640

秘密兵器

写真で見た感じではいったいなんの道具だろう、、、という鉄の塊が弊社にはある。

金型の成形屋さんで特別に1枚の金属から作成してもらった弊社ならではの特殊治具となる。

これがある無いで小ロットパッド印刷の効率に品質が劇的に変わる。以前からどうしようかいろいろ試行錯誤し、年末に地元長岡市の熱処理加工専門の丸菱電子様http://www.marubishi-ht.com/に依頼し、作成していただいた。

早速先週末にあるパッド印刷でこの治具を使用したら想像通りの作業ができた、これで一段とパッド印刷への自信が持てるし、小ロットの強みを発揮できる。

できなければどうすればできるようになるか?を考える仕事が楽しい。今週も寒波ではあったが、明日は晴れるとの予報、そろそろ春がやってくるのかもしれない
himitsuheiki

白でもコンクだったり普通だったり

コンクホワイトという顔料の強い白がある、白をより強く出したいときはコンクホワイトを使えば白くなるが、通常のホワイトもある

一見必要なさそうなホワイト、、ではあるが、だがこれが無いと作業性が悪くなる場合がある。コンクの方が顔料が多い=細かいメッシュでは目詰まりがおきやすい。

弊社は通常のホワイトPPTインキを355メッシュで使用している。コンクの時の方がつまりやすい、そしてメッシュが細かいのでコンクにしてもホワイトでもほとんどわからない

ということで作業性の良さでホワイトを使っている
konku-white

特殊アルミ枠

成形物の形によっては添付写真のような特殊なアルミ枠を必要とする場合がある。特注で作成するのでコストがかかってしまうが、弊社にはいろいろなアルミ枠があるので、それをそのまま使えるようであればサービスとして特にアルミ枠代をいただかない。

あまり使わないかと思えばここ何年かはいろいろな成形物がやってくるのでこういった特殊アルミ枠を頻繁に使用する。パッド印刷では色がどうしても薄くなる傾向にあるので、シルク印刷でできるようであればこういうアルミ枠を使用して印刷をする。

そのうちパッド印刷でも何回も重ねてもズレが出ないような特殊治具を作成する予定にはなっているが、なんだかんだの師走で後回しになってしまっている。。。

年賀状も早めに~と思ったが、例年のごとくギリギリになりそうな予感がしてきた
arumiwaku

中古のドライラック

たまたま見つけた中古のドライラック、ヤフーオークションで2万円程だったので使えると思い入札。

やはり需要はないのだろうかすんなりと落札だったが、送料がほぼ落札価格と同じになってしまった。それでも新品を買うよりは安いし、程度も良好だったので満足はしている。

近場であれば引取りにいったが、今回は三重県までだったので高速代や往復のガソリン、時間を考えれば送料を払った方が良いと判断。

来年あたりから使用するかと思えば、たまたまラックが足りなくなり急遽使用。すべてのラックが毎日埋まるくらいの仕事量だとありがたいが、そのくらいになるように努力しなければならない。

まだまだ年末年始の案件、間に合います。お気軽にお問い合わせください
dry-rack

蓄光インキを使ってみた

明日からのビックサイトのインセンティブショーのチラシに蓄光インキをつかってみた。実は弊社に前から蓄光の粉があったことを知らず、ずっと眠らせていた蓄光の粉であるが、実際に光を吸収して発光するのか、全くわからない。

弊社にあるのはほんの4分程度の発行のシャインカラーなのであまり実用性があるとは言えない、しかし2-3時間発行する粉の方は値段的に何万円もするのでちょっとやそっとでは手が出せない。

朝に太陽の光を浴びせて、暗室に入れて実際に光るかを試してみようと思う。写真の上がメジュームに蓄光インキの粉を混ぜたもの、その下は蛍光ピンクだ。

蓄光インキに興味のある方、テストなどできます。お気軽にご相談ください
chikukouchikukouinkforblog

UVの光源が悪くなった

昨日は傘の取っ手にパッド印刷をする予定で製版を行ったがどれもこれもムラが出てしまいNGになってしまった。

5版作ったがすべてNGで何をどう調整してもダメだった。湿度や温度の関係かと思い夜に製版をしたが、それでもダメだった。恐らくUVランプの光源が古くなってしまい寿命になっているのかもしれない。

ほんの2年ほどしか使っていないが、昨年の暮れにシルク印刷用の製版のUV光源が故障した。その際にパッド印刷用の光源で製版を行ったが15分もかかった。他に同じ光源を持っている方の情報だと半分くらいの8分で製版ができたとのことなので、その記憶から私がもっているUVランプの寿命だと推測している。

本当にそれが原因なのかはわからないが、一応新しい光源は注文をして、印刷の納期もあるので、製版は外注で行ってもらうことにした。

今週もあわただしい週になっており、通常の仕事の追加と急ぎでかなり追い込まれている。しかし仕事が増えている事や注文が増えていることはうれしい限りなので、身体に無理が無い範囲内でこなそうと思っている。

8月ももうすぐ終わりになり、気づけば9月となる。9月は東京でのインセンティブショーに出展することになっているので、ビッグイベントが待ち構えている

RAMインキ

アルミ風のバルーンへのインキ密着で難航している。PPTや60Aインキでそこそこ密着が確認できたが、やはり衝撃や摩耗に弱かった。

クライアントよりはそこそこ密着していればよい、という条件だがそこはシルク印刷屋の技術者の意地が出てしまう。完璧な密着は期待できない素材だが、やはり商品としての耐久性がなければNGだとは思う。

バルーンはPRで使うので到着して膨らませたらインキが剥がれたなどという事は許されない。それなりのいろいろな試験を繰り返し恐らくRAMインキがベストではないであろうか、という個人的な判断ができるところまでやってきたがまだわからない

水曜の午前中に剥離試験を行うがその結果次第ではサンプルを提出することができる、逆に結果がNGであればまたいろいろと試行錯誤を行い密着するインキを探さなければならない
RAM ink

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