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乾燥不良

とある塗装されたアルミ風のケースにパッド印刷、今までは60~80℃ほどで焼き付けをしていたが、今回も同じく同温度。しかしインキが密着不良として出てしまった。

 

文字列が細かい、細いので、その分の接着面積が狭いからが原因か、又は温度の低さが原因かはわからないが、120℃まで温度を上げ、30分ほど効果。引っ掻き、テープ剥離両方とも問題がない結果となったので、再度量産。お客様にはご迷惑をおかけしてしまったが、幸いにもまだ消せる状態だったので、すぐに消去し、再度印刷。硬化剤も規定通り入れ、120℃で30分ほど。あとは梱包をして送付するだけだ。

 

こういったミスは避けたいが、いろいろな成形物と素材、そしてデータがやってくるので日々試行錯誤の繰り返しとなる。今回の件でこの筐体への乾燥温度やコツを覚えたのでこれが経験となり次回は同じことを繰り返さなくなる。ミスは避けたいが、やはり人間の仕事、ミスが出てしまう。いかにミスから学ぶか、日々前進しなければならない。

 

今週は他にタイトで難しい案件が1つ迫っている、こちらも先週試作が完了、あとは量産だが、3種類のうち2つは成形状態がサンプルと異なり、特殊治具を作成しなければならない。火曜日の夜に行う予定だ。この位置合わせにシビアな印刷、日中の慌ただしさの中ではできない。誰もいない静まり返った場内で一人コツコツやらねばならない仕事が待ち受けている