印刷ブログ
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プライマー処理

昨日は何気なく印刷できるであろうクリップファイルに印刷をしていた。

ところが、2色目が終わったあとに恐る恐るテープで剥離をすると少し剥がれてしまった。何が原因なのかわからないが、爪で強くこすれば剥がれてしまう。印刷前の剥離検査ではびくともしなかったインキがいとも簡単に剥がれてしまうではないか。不思議に思い他のインキをつけて一晩たって剥離をしてみたが、結果は同じ。

最後の手段としてプライマー加工という液体で表面を加工し、印刷してみたら問題なく剥離試験合格となった。

素材が再生素材で半分以上は何が混合されているか不明な素材であったため、なんとなく嫌な予感はあったが、的中してしまった。以前も再生素材に印刷、なかなか付着するインキが無く苦労したが、今回はその時に使ったインキですらつかない状態となってしまった。

既に印刷済みの物なので、全てを落としてプライマー加工、その後に再印刷となることになった。2日の仕事が無駄になってしまったが、安易な判断と剥離するインキのまま納品は絶対にしたくないので、やり直しを決めた。