よく見かける工事現場の看板、そざいはハッポートと呼ばれるPP系の素材だった。
一応PPTインキで密着試験、問題はなさそうだ。あとは印刷するだけ。
同じデータであればシルク印刷でしあげれば早いし安い。 今回は2種類のデータ、1つは30枚、もう1つは70枚。データがほとんど似ているし、このような看板は使って捨てるであろうからあまりコストもかけたくはないと思い、2版だったが1版の特価扱いで対応。
弊社はお客様のご予算に応じて柔軟に対応している、あとはその時間をどう使うかだ。
連休を利用した弾丸出張で中国とタイに出かけた。それぞれやることがあり、タイの方は地元長岡市の国際ビジネス研究会の見本市出展に伴い、出かけることになった。
途中の北京で取引先と会い、会食をしているテーブルにつまようじ入れがあり、そこに回転シルク印刷がされていた。かなり小さなつまようじ入れだが、ほぼ1周に印刷が入っている。恐らく機械をつかっているのだとは思うが、印刷難易度としては決して低い方ではないと思う。
しかし肝心の密着がまったくだめで、PP製らしき入れ物だが、爪でこするとすぐにとれてしまった。もっとも故意に爪で擦る人間など業界の人しかいいないのだが、、、その業界も中国の人口10億人に対していったい何人いるだろうか、というレベルだとは思っている。
ここのところなぜか多いのがPP(ポリプロピレン)への印刷で、今週はそれが特に多い。PPに密着するインキはあるが、やはりプライマー処理を行い、下処理をしたうえで印刷をすると密着が全く異なる。
先週行ったPP製のUSBメモリへのパッド印刷もプライマーをしていなかった状態ではインキがポロポロとれてしまったが、プライマー処理をしたあとは密着が良かった。
今日もPP製の付箋に印刷があるが、メーカーのHPではフルカラー転写しかできない、と明記されている。気になったのでなぜかと思い、プライマー処理をしてPPTインキをつけてみたが全く問題ない密着だったので不思議に思った。
昨日まではよい天気だったので依頼されていた版を作製、そちらを木曜か金曜に届けて技術や印刷現場を視察することになると思う。依頼されて製版をしたのだが、かなり刷りにくい版の枠なので、作業性も悪いと思う。改善できるところは改善アドバイスをしようと思う。
今週もあと半分になったが、後半は難題が多い。来週も引き続き納期が迫っている案件があるので、今週末の紅葉はあきらめて来年に楽しむことになると思う。
USB接続できる卓上のファンがあり、こちらの表面にロゴをパッド印刷
すんなりできると思えば、、、表面の部分をパッドで押すとすぐに凹むので、内側にあてが必要なのだが、4か所をねじ止めしてあるので、全て外さなければならない。そこまでやると時間がいくらあっても足りないので、なんとかできないかと3日ほど悩んだ結果でなんとか仕上がった。
PPなのでプライマー処理を行い、そこにPPTインキでパッド印刷。 黒い筐体なので白が負ける、コンクホワイトの1回刷りだが、それでも負けてしまう。あらかじめ了承を得ているのだが、できれば2回3回と重ねたいところだが、グラグラしている商品なので固定が難しい。カバーだけ取り外せば問題はないのだが、そこまでの時間もなければ分解にとんでもない時間がかかってしまう。
今週はUSBメモリにパッド印刷、マグカップの回転シルク印刷、ガラス製の商品1つ1つに異なる名称を入れるなど、急ぎの案件が待ち構えているが、連休前には仕上がるスケジュールで組んでいるので問題はないと思う
倉庫で使ったり工場で使ったりするPP製のコンテナー、様々なサイズがある。こちらに小ロットシルク印刷となるとメーカーの方では受けてくれないらしい。
今回は80個程、社名を2か所、黒1色で印刷。 アルミ枠が特殊なので弊社にないサイズだとどうしても新規で作成しなければならないが、弊社にある枠が入るアルミ枠がつかえるコンテナーであればアルミ枠を改造すれば十分使えるしコスト削減にもなる。
80個で近場の新潟県内だったので、搬入をしてもらったが、数量が多かったり遠いところの方であればこちらから印刷セット1式を持参して現地で印刷をしたほうがコストが安くなる。最近の物流費の上昇もあるので、これからは現場印刷という概念が必要になってくると思うし、弊社はその経験がある。
インキはPPTインキ、下処理でプライマーを塗布すればテープ剥離もしないほどきちんと密着してくれる。PPの添加剤というものがあり密着向上剤でもあるが、かなり割高なので余程の事情が無い限り使わないし、使っているというところをあまり聞いたことが無い。
プラコンテナーへの小ロットシルク印刷、お気軽にお問い合わせください。数量が多かったり遠隔地の場合は出張印刷で現場で印刷もできます。
PP(ポリプロピレン)でできている大きな板に全面シルク印刷のベタ2枚という弊社の得意な小ロット印刷があった。
インキはPPTで問題はない、あとは製版をせずに目止めのテープでOKとの了承を得てあるので、製版をしない分コスト削減ができる。板にベタで約1500x450mm程の印刷を行い、その後に業者の方で希望のサイズにカットする、それをすることにより希望の色が出てくる。
ここ連日深夜までの作業を行っているので少々疲れ気味だが、それでも22時くらいまでの作業で、その後はメールの返信や書類作業などを行っている。仕事も忙しいが私事でもやらなければならないことが山ほどあり、今週末はどちらかを使い集中してある程度終わらせようと思っている。
あとは梱包作業や細かい作業が残っているので日曜日を使えば終わると思うが、来週後半も大型のシルク印刷案件が控えているので休めないとは思っている。今年もあとわずかになるところまであっという間に時間が経過するような気がしてきた
プラスチック段ボール(業界名ではプラダンというらしい)へのシルク印刷はかれこれもう何十年も手掛けている。
このプラダンは真の平らではなく、表面がギザギザしている。このギザギザにまっすぐに向かってスキージを引くとデザインがガタガタになって印刷される。その場合は故意にスキージを傾け斜めにするようにして印刷をすると綺麗に仕上がる。
そこまで気にならない品質ではあるのだが、やはり印刷する側にとっては綺麗に仕上げたい。プラダンはPP製なのでPPTインキで印刷をする。以前まではFPPだったが、最近はPPTインキを使用するようになった。
どちらも密着はあまり変わらない感じだが、なんとなくPPTインキの方が作業性が良いように感じる。
弊社には1つだけ流れの案件が存在する、毎月10万個を超えるシルク印刷だが、機械を使用せずにすべて手刷りで印刷をしている。
10万個もどうやって手で印刷しているかと言えば図のような治具を作成し、1回で100個印刷できるようにしているからだ。100個でも気の遠くなるような作業ではあるが同じような治具が何個もあるので、それほどでもない。
かといって1日でも止めてしまうと月産の10万個に到達するのが大変になるので、コツコツ毎日続けている。こういう流れの作業は正直怖い案件でもある。いつどこで何がおきて無くなるかがわからないので、進んで受けることができない。ある程度の覚悟をもってやらなければたちまち流されてしまう。
私はできるだけいろいろな業界のいろいろな案件を引き受けるようにしている、先代の時代にあった流れの作業が止まった時の恐ろしさは若かった私にも強い記憶で残っている。世の中が不安定な今の時代こそ、いろいろなことに挑戦しなければならないと思っている