ポリエチレンで出来て尚且つ一番上の層がナイロン層、という透明の袋が存在するらしい。
こちらに急ぎでシルク印刷、PEのインキなのかナイロンのインキなのか、、、両方をテストしたら、意外にも一番上の層がナイロンと表記されているが、PEインキの方が密着した。
100%完全な密着ではないが、通常使用では全く問題ない。そこを了承いただき、急ぎで1000枚ほど。1日で仕上げ、自然乾燥で1日、そして出荷。
何かのイベント用だったのかもしれないが、渋谷方面に直送した。
ビニル傘を留めるバンド、こちらに社名らしきものをシルク印刷
印刷はフラットになる治具を作成し、あとは位置合わせを決め、刷るだけだ。
しかし、、、バンドの成形が異なるのか1つ1つ長さが違う。 留め具が2つあるがその間隔がすべて異なる。仕方なく留める方に合わせる感じで60本程の仕上げ。
弊社にとってはこのような小ロットは問題なくできる、逆に成形物なのでロットが大きいとかなりの作業と工程になる。ロール状でできたりぐるぐる回してどんどん印刷するようなことができないのが形ある成形物へのシルク印刷だからだ
布製品はあまり得意ではなかったが、もうここ3年ほど手掛けている。当初から比較すればだいぶ慣れているし、失敗もしなくなるくらいに製版のコツや版の選択、インキの希釈、そして印刷時の強さ等が身体にしみついてきた。
こればかりはこうだああだと口で説明しても理解できないし、口で説明することができない。このくらいの強さや希釈、等頭で覚えようとしてもすぐに忘れるし、失敗をしなければ覚えない。
シルク印刷は技術の仕事だ、教科書や参考書にのっているようなものでもなく、のっていたとしてもそれを読めばできるようになるかと言えば、まずそんなことはない。
やってみて、失敗してみて、何度も繰り返しやってみて技量がUPする。やればやるほど技術がUpするのがシルク印刷だと思っている。あとはどれだけのやる気と工夫に試行錯誤ができるかにより、平面や曲面、様々な成形物に印刷ができるようになる
やらなければ始まらない、やらなければ覚えない、そしてやればやっただけ経験となる。これはどんな技術職でも共通していることだと思う。
ライターにシルク印刷、普通はよくありそうな印刷案件ではあるが、それ専門の業者がいるので無理に参入しても仕方がない領域ではあると思い、積極的に宣伝やPRはしていない。
今回はお得意先よりの依頼で単価勝負となった。ライターもインキ密着が問題ないAS樹脂なのでSG740インキで印刷、目詰まりもなくスムーズに200本を1時間ほどで完了。あとは数日放置すれば自然乾燥で完了する。
版代もなしで単価も特価、ノベルティなのでこのくらいの単価になるのであろうと思ったが、スピードも速いしセットも難しくはない
以前デルリン樹脂やPOMのライターがあり、その時は下処理に苦労した記憶がある。こういった素材は下処理をしなければインキが密着しない。その点AS樹脂だとそのままで密着するのでかなり楽だ。