印刷ブログ
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テニスボールに回転スクリーン印刷

テニスボールのような毛だっている成形品にはスクリーン印刷は向かない。

テニスボールへはフロッキー転写という方法が向いているのだが、回転スクリーン印刷でもできないことは無い。特殊な版をつくり、それ専用で濃い白がでるインキを使い、テニスボールが上手く回転する治具を自作する。

それだけでも大変な仕事になるが、一度やってしまえばコツとやり方を覚える。

できないことは無い、なんでもチャレンジをすれば既存の印刷方法ではない新しいやり方でできる事が世の中にある
Tennis-ball

日曜大工

土日も引き続き仕事で終わった感じではあったが、土日の方がはかどる。何度かブログでも明記していることなのだが、平日は荷受け、電話、来客で思うように仕事が進まない。 スクリーン印刷をしている時に止めてしまうと版が目詰まりを起こすからだ。

パッド印刷に関しては目詰まりがなく、硬くなれば希釈をすればよいので、なんとでもなる。平日はなるべくパッド印刷や目詰まりの少ない印刷を行うよう心がけ、週末や夜に目詰まりや止めたくない印刷をすすめるように自分でスケジュールを調整する。

こうなると365日仕事をしているかのように聞こえてしまうが、それでは身体がまいってしまう。日曜日は午前中にサンプルや校正を済ませ、午後になってからは梅雨時期の前にどうしてもやっておきたかった子供のベッドフレーム2組(長女と長男)をDIYで自作する為にホームセンターに出かけた。

あらかじめ構想はできていたので、必要材料を購入し15時からカットを開始、穴あけや寸法を調整しながら途中足りなくなったねじやL字金具を買いに出かけ、18時には終わった。安い木材と桧のすのこを使った簡単なベッドフレームだが、掃除がしやすいように、その他ベッドの下に収納スペースができるように簀子を持ち上げれば明けられるような仕組みにして仕上げた。

幸いにも弊社には木材やプラスチック加工をするための電ノコとドリルがある。それらを駆使すればDIYでいろんな家具ができる。 子供たちの部屋も通常よりは狭い部分に窓が面しているので、そこに寝れるようあらかじめ計測、そちらに合せて木材をカットして仕上げた。3時間かかったが、ほぼ完ぺきな出来上がりで、今まで絨毯の上に置いた布団が湿気る事もなく通気性の良い快適な梅雨を過ごせるとは思う。

今週も毎晩遅くまで試作に難しい仕事が続きそうだが、身体の様子を見ながらコツコツとすすめようと思っている。 今週の日曜日は晴れ間が出ていれば作業場のコンクリートの平面度を出すためにセメント作業をしようと計画している。こういうDIYが私は大好きだ、なんでもできることはチャレンジをしてできるようになりたい。
bed

形の異なるマグにパッド印刷

外国製の陶器のマグ、こちらはいつもやっている印刷なので問題は無いが、、、形に取っ手が1つ1つ異なるので印刷場所によってはかなり大変だ

今回の印刷場所は取っ手とは反対側、上部飲み口より下の指定寸法。これはもう大変だが、やるしかない(笑) 500個を1つ1つ目視で確認しながらズレが出た個体はその場で消してすぐにやり直し

取っ手のついている位置が全てことなり、マグの高さもバラバラなので位置決めができない。

2日かけて500個を完成、まだ側面に名入れだったら楽だったかもしれないが、取っ手の反対側もできます~と言ってしまった自分に後悔した2日だった(笑)

今日も引き続き難しい案件、土日も超難題がまちかまえているが、突撃するしかない。梅雨が来る前にどんどん仕上げなければ印刷環境が1年で最悪の梅雨に難題は不向きだ

なんだかんだ今週末も全て仕事で埋まってしまっているが、仕事があることは幸せだ。日曜はのんびり仕事をしながらラーメンでも食べに行こうかと計画している
hotmug

陶器やガラスを高温で焼きつける

陶器やガラスの場合は特殊インキを使用して印刷後に高温で焼きつける。

今週行っているのがノベルティのマグだが、こちら500個にパッド印刷で名入れだ。 インキは1690Nというインキを使用する、ノベルティであればこちらのインキで十分ではあるが、窯を高温にあげるのに時間がかかる。

150℃で30分焼けば密着性が増し良い状態になる。それでも業界では低温乾燥と呼ばれ、本当の高温乾燥は600~800℃くらいまで上げる、そうすれば食洗機にかけてもまず剥がれる事は無い。ノベルティであれば低温乾燥でも十分に密着する

150度まで窯の温度が上がるのに1時間以上、それから30分だ。そろそろ夏なので昼間に窯をあげると多少でも温風が漏れるので場内が暑くなってしまう。そういう場合は夜に窯をつけて、温度があがるまで事務処理等をしてすごす

500個だが、1回に250個程。窯の上部と下部で温度が若干ことなるので、ノベルティのマグを並べた一番下に温度計を置き、下の温度が150℃に達した時点から30分を計測する。上部に温度計を置くと下部と5~10℃は温度が違うので要注意だ
150C

スクリーンインキをパッド印刷で使う

インキメーカーに言わせれば表題はご法度だとは思うし、メーカーとしてはパッド印刷にはパッドインキを使いなさい、と言わなければならない

しかしパッドインキは高いし小ロット用に小分けで売っているわけではない。そしてパッド印刷はインキの仕様がスクリーン印刷と比較すると少ない(それだけインキの膜が薄い)

予算がある案件や流れのパッド印刷の案件であればパッドインキを買えばよいのだが、小ロットや滅多に使わないインキの場合はスクリーンインキを代用する

これもコツと癖があり、慣れないと大変な試行錯誤になる。カタログにはのっていないしメーカーもあまり言わないようにしているのかわからないが、私はスクリーンインキをパッド印刷で使うときは某インキメーカーの希釈溶剤を使用、あとは2回3回と重ね印刷を行うことにしている。

それでもやはりなれないと使い勝手が悪い。いつかはパッドインキを仕入れて刷れるくらいになるかと思うこともあるが、大ロットの案件はあまりやっていないので、おそらくスクリーンインキを使うことになるであろう。しかし全く問題は無い、パッドインキを使用したものと同じで再現ができる
t640

折り畳みコンテナにスクリーン印刷

PPでできた折り畳みコンテナ、かなりでかい、、、こちらの側面と天面にそれぞれ2つのデータをスクリーン印刷

ロットは16個程だったので少ないが、これまた側面の治具が難しい。更に1つの面は平行ではなく出っ張っていたり様々な形だ、、、途中で気付いたがどうにもならない。幸いにも消せる素材なので流れがでてしまった個体に関してはやりなおし。

フラットな個体はOKだったが、湾曲している物は何度かやり直しをして仕上げた。これは難易度が高い。。。。

折り畳みコンテナ、小さい方がやりやすいのかな?! お問い合わせください
kontena

傘の8面全部にスクリーン印刷

PEポリエチレン製の傘、こちらにスクリーン印刷はよくある仕事なので何の驚きもない。

見積もりでとりあえず全8面まで出してほしい、と言われまさかやるひとはいないであろうと思って出してみたが、数年たって一人リクエストが(汗) まさか、と思ったが、最初は校正を出してほしいということで4デザインの2面x4で合計8面。

2本だけだったが、なんだかんだで1時間ほどで終わった。しかしここまでの工程に校正、まさかやってくるとは思わなかった。これが量産となれば少々怖い(笑) 小ロットであることを祈っている

ビニール傘8面全部、スクリーン印刷可能です
8mennokasa

Tシャツだって

スクリーン印刷を手掛けているのでTシャツ印刷の案件もやってくることもある

しかし厳密に言えばインキや設備が異なるのですぐにさっとできるわけでもない、しかし原理は一緒だ。今回はお得意さんよりだったので、まぁできるだろうという事でやった

以前にも何度かやっているが、やはりロットが多い場合は専門のところでやったほうが良い。弊社の場合は小ロットでやるので、1枚とか2枚、~10枚くらいのほうがやりやすい

しかしあまり積極的にうけようとは思っていない、油性か水性での再現も異なる、どちらかと言えば私は水性の再現性がお気に入りだ。これはもう個人の好き嫌いになるとは思う。 写真は油性だけど(笑)
Tshirt

治具作りの楽しさ

形ある成形物に印刷をするときは必ずと言ってよいほど治具が必要になる。

平面のスクリーン印刷の場合はXとY軸を決めればよいが、形ある成形物の場合はそこにZ軸が入る。つまりX,Y、Xという3軸を考えた治具をつくらなければならない。

聞いているだけで面倒に聞こえてしまうが、これを考えるのが面白い。人間の仕事は考えて何かを作り上げる事、AIは学習して繰り返し作業を行い、そしてそれで向上するがひらめきがない。

人間しかできないことを仕事にしなければ今後AIやロボットにどんどん仕事を奪われてしまう。 治具作りも1つ1つの創意工夫、これは人間の仕事になるであろう

今回は大きなマグにパッド印刷、それも取っ手の反対側の上部なので取っ手をいかに垂直に立たせて動かないように固定するか、試行錯誤だったが、新潟県らしい治具が弊社にあり、それを使い取っ手を上手に固定したら完成した。あとは500個を刷るだけだ
jigu

ハンバーガーを入れる袋にスクリーン印刷

ハンバーガーを入れる袋にスクリーン印刷、それほど難しくはないし紙なので問題なく印刷できる

問題なのがお昼に電話とデータが送られてきてすぐに印刷をしてほしい、ということだ(笑) 弊社では自社製版ができるのでデータをすぐにフィルム出力、製版を行い、14時には印刷を開始した

幸いにもそれほど詰まっているスケジュールではなかったのですぐに開始できたが、忙しいときではそうもいかないであろうと思う。不幸中の幸い?!とでも言うのであろうか

とりあえず急ぎで500枚ほどを刷りあげ、あとはスケジュールを見ながら印刷を続ける。合計5000枚らしいので、とりあえず来週早々には仕上がると思っている。

超急ぎの案件、タイミングによっては対応可能です。
burgerbag
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