印刷ブログ
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やってみなければわからない

いろんな成形物への印刷をしていると、どのくらいの印刷範囲まで印刷ができるか教えてほしい、という依頼があったりする。

その場合は即答ができないが、やってみなければわからないと伝える。しかしデザインをするには範囲がわからないとできないという事になるので、おおよその範囲をお伝えする。しかしそれが本当に印刷できるのかどうかと聞かれると正直わからない。

あらゆる成形物への印刷をしているので、同じ形のリピート以外はすべて新しいチャレンジになる。一度範囲をお伝えするとその通りにデータが届き、それを再現しなければならない。中には一度決まったものは変更できず調整が聞かないと言われる場合もある。100%約束をしているわけでもないが、そうなってしまうともうやるしかない。

やったことがない成形物への印刷はいつもチャレンジだ、しかしそのチャレンジが私の技術を向上させてくれているのだと思う。今日は特注していたパッドが届くはずだ、そして今朝のシャワー中に治具の改良部分を思いついた、さっそくためしてみようと思う

猛暑が続いている

週末から猛暑日になっているが、今日も朝から暑い。これだけ暑いとさすがに場内も温度が高くなってしまい、昼間の作業は少々しんどい。無駄に広いのかなんなのかわからないが、昭和に建てられた工場なので仕切りが悪い。この場内を完全に冷房で冷やすにはそうとうな設備にしなければならない

昔はここまで猛暑ではなく、日当たりが悪い場所だったので夏場でも冷房がいらなかったくらいだ。ここ近年の気温上昇で毎年夏場がしんどい日が2-3週間ほどあるが、それが終わるのがあっという間なのでそれほど気にはしていない。

これだけ暑いと版の目詰まりがおきやすい。幸いにも昨日は目詰まりが出にくいメッシュにインキだったので版の洗浄をせずに一気に仕上げることができる案件だった。

今日は目詰まりがでてしまいそうな案件なので、それも涼しいうちにやるのか昼間は避けて夕方からよるにかけてやろうか段取りを組まなければならない

しかしそろそろ扇風機でも購入して多少は空気を循環させないとと思っている。今日の午前中にでも買いにいってこようかと思う

サブゼロ

先週は印刷とは全く無関係ではあるが、サブゼロという冷凍技術を試してきた。これは私が以前から行っている別事業で必要になりそうな技術で、通常の冷凍とは異なる急速冷凍技術だ。

液体窒素を冷凍したい物体に吹きかけることにより、通常のゆっくりと行う冷凍とは異なり、物体を急速に指定の温度まで下げることができる。これにより細胞の状態がほぼそのままに保たれるので鮮度を保ったままの保存が可能となる。

これが成功し使えるようになれば別事業で細々と行っていることが現実味をまし、新しい道が開けるかもしれない。これは長期的な視野で見ているので、今後も細々と行うとは思うが、どうなるかが楽しみだ

今週は明日には注文している特注のパッドが届くことになっている、それを使って今迄一番難題になっている回転パッド印刷のテストを行う予定だ。今週末は3連休になっているが、私は3連休のんびりと休むことはできないであろうと思うが、できるだけこのテストを早期に成功させ、連休は子供を連れてどこかにでかけたい気持でもある
subzero

とうとうやってきた

月曜の朝からの大雨で新潟県はすっちゃかめっちゃかになっている。大雨だと思えば午後からは快晴だったが、しかし15時過ぎに強風でその後はまた雨だった

湿度が高いので版が崩れる、そして場内も湿度が一気にあがってしまったのでフィルムさえ湿気をすってしまっている。ここまで湿度が高くなるのが1年に2-3日はあるのは覚悟はできているが、その1日目がやってきてしまった模様だ。

梅雨がなければ夏が来ない、梅雨が無ければ農作物も育たない、仕方ない時期ではあるがこれを乗り越えれば暑い夏がやってくる、そしておいしいフルーツや野菜が食べれるのを思えば少々の梅雨くらいは我慢できる

高濃度白で印刷をするデニムのポーチがあったが、文字列が細かい。合計で60枚程ではあったが、10枚も刷れば文字列が詰まってしまった、連続印刷が難しい季節だが、こればかりはどうしょうもない。10枚x6回の版の洗浄を行い、なんとか仕上げた。梅雨時期と夏場は手間暇がかかってしまい納期が長くなるが、2か月の我慢だ。

一番簡単なのは挑戦しない事

成形物へのシルク印刷や回転印刷、パッド印刷をしていると度々難題に出くわす。先月は硬式テニスボールへの回転印刷だった、試行錯誤して回転治具を作成し、なんとか1000個程白で印刷を仕上げることができた。

最初案件を聞いたときにできるかできないかわからなかった、しかし自分なりにできるであろう、という想定の上受けてしまった案件なので後戻りができない。挑戦する覚悟でいろいろとやったら綺麗に印刷ができた。

今も引き続き難題を抱えている。これが原因で眠りも浅く常にどうやればできるかを考えながら過ごしているので、頭がフル回転している。そのせいなのかはわからないが、頭皮数か所に小さなできものができてしまった。痛いわけではないが、少々頭にストレスを与えすぎてしまっているのかもしれない。

火曜日の午前中の印刷をやりながらいろいろなヒントが出てきた。今まで回転シルクでテストをしていたが、どうしてもだめだったので、コントは回転パッド印刷に切り替えるアイディアを考えた。原理は手でやってみてできたので、あとはこれをどうやって簡易治具化させ、実際に使えるようにするかが今週の課題になる。これが実際にできるかできないかは再度治具を作成してやってみなければわからない、挑戦しなければ何もはじまらないし、挑戦しなければできない印刷がいつまでもできない。

一番簡単なのは逃げる事であり、できるかできないことはできない、と言ってしまえば気が楽になる。しかしそのままでは技術がいつまでたっても進歩せず、たんなるどこでもあるような印刷屋になってしまう。人がやっていることと同じことをしていれば生き残れない、辛い事でも前向きに立ち向かい、なんとか解決するしかない。恐らく人生もそんなんだと思ってしまう。

気付けばもう6月が終わってしまう、時間が足りないと言えば足りないが、24時間皆平等に与えられているのが時間だ。

そろそろ梅雨時期がやってくるので注意が必要だ

空模様が梅雨時期になってきている、これからの製版は湿気が多くなるので注意が必要になる。

一度乳剤を塗布して一晩おいても乾いているように見えるが乳剤が湿気を刷っているので再度ドライヤーか何かで湿気を飛ばしてあげなければならない。飛ばさずに製版をするとコンプレッサーでふいているときに崩れてしまう。

ほんの1か月の我慢だが、この時期の製版は2重の注意をしなければならない時期なので、できれば早めに去ってほしい。

昨晩は地元長岡市の40歳の大成人式があった、久しぶりにクラスメートと出会ったが、みな元気そうでなによりだった。これから先、いろんな人生があるとは思うが、みな元気でいてほしい。

今週は天気が良い

梅雨時期には珍しく今週はほとんど晴れていた新潟県ではあったが、肌寒い日々が続いていた。製版するにも落版するにも最適な湿度に天気だ、これを逃すわけにはいかないのでできるだけ版を先取りしてつくったり落版をすることにしていた。

梅雨時期にやっても作業性が悪い、乳剤を塗布しても湿度が高ければいくら一晩寝かせてもダラダラとたれるようになってしまい、版としてはNGになってしまう。一晩中除湿機を稼働させて何とかなる感じではあるが、電気代もかかるので、梅雨時期はなるべくであれば早く終わってほしいというのが本音でもある

所要で木曜の夜から土曜まで中国に出かけているが、仕事は先週末に稼働してある程度前倒しでやってあるので、それほどバタバタはしないとは思うが、来週どうなるかまではわからない。検討中の案件もあるので、それが来週に稼働できるようになればよいと思っている。

今のところ6月は比較的忙しいのでありがたい月だと思う、今後もさまざまなイベントや見本市出展を控えているので年末年始まで気が抜けない。

難題が決まってしまった

数か月前に見積もりを出しておいた難しい成形物への印刷が決まったと先日連絡があった。これは最近のテニスボールへの印刷より更に難易度が高く、相当苦戦するであろうと思う案件になる

見積もり当初はパッド印刷で3回にわけて印刷をすればなんとかなる、と思ったが、文字列のつながりからして回転シルク印刷の方が適していると思うので、そちらに変更しなければならない

それでも通常の版ではできないのでテンションを弱めにした版を手配して、まずは治具を自分で作ってみようと思う。治具も円錐形の成形物を回転させるので場合によっては専門のところに作成してもらわなければならないかもしれない

こういった難しい案件を適度にこなすことにより、技術力の向上につながるので、面倒だと思うことが無い。普通であれば面倒なので嫌がるところは多いとは思うが、私は逆に面倒な案件を頼んでもらい感謝したいくらいだ。これから解決策と試行錯誤で奮闘することになるが、必ずや解決し印刷ができると思っている

土日も引き続き

土曜日はコットンバッグ2種類にそれぞれ白と黒の印刷を行い、その他回転シルクで行うステンレスのタンブラーの準備を行った。

日曜日だけは子供を連れて出かけようと思っていたので、できるだけ土曜日に終わらせようと思ったが、ステンレスのタンブラーだけは終わらせることができなかった。すべてがスムーズにいったのだが、スキージをセットしたところで、スキージの一部が欠けていて綺麗に印字ができないことに気付いた。今週末納期なので新たにスキージを注文して待っているわけにはいかないので、他にあった柔らかめのスキージを使うことにしたが、こちらは細いので下駄をはかせてセットしなければならない。下駄とよばれるおさえ治具もすぐにできたので、日曜の夕方にセットを行い1時間もしないで合計40本を終わらせた。ほぼ全面印刷の回転だったが、無事スムーズにいったので、そのまま子供と温泉に出かけて、約束通り車中に布団をしいて山の中で星空を眺めながら泊まった。

今朝は朝早く起き下山し、学校へ行く用意をして私はこのブログを書いている。地方都市に住めば都会程の活気はないが、なんとなく自然と人間的な暮らしができホットすることが多い

仕事のありかた

仕事というものは面白い、なぜか短納期の案件が集中したり難しい印刷と奮闘しているときに限り仕事が一気にやってくる。逆にそうでないときにはなぜかやってこない。

これも何かの宿命なのかもしれないが、仕事の優先順位やスケジュールをうまく調整しながらなんとかこなしている。

シルク印刷やパッド印刷は温度や湿度、天気に左右される場合が多い。日中の暑い時間に印刷しては効率の悪い印刷は早朝や夜に手掛ける。定時で8時から5時の間に~ という仕事ではなく、職人感覚がものをいう世界でもあるので、世の中見渡してもシルクスクリーン企業で大企業はまず見たことが無い、中企業でも少ないのではなかろうか。恐らく父母や家族で経営している小さな零細企業が圧倒的に多いとは思うが、そういった会社が世の中のシルクスクリーン印刷を支えているのもまた事実だとは思う。

目立たない業種ではあるが、世の中のありとあらゆる成形物へ印刷するにはシルクスクリーン印刷やパッド印刷が必要になってくる。ほぼ形を選ばず素材も選ばない、この印刷技術は永遠となくならないと思っている。

今日は天気が良いので、製版日和ということもあり、昨晩から乳剤を塗布した版を朝から作ろうと思っている。週末も土曜は稼働し難しいマグカップへの回転シルク印刷にとりかからなければならない

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