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ポジフィルムをアメリカ製に

いままではどこのポジかわからないものを使用していたが、数か月前よりアメリカ製のポジフィルムに変えた。コスト削減にもなり、さらに再現性が良い。シルク印刷ではあまり変わらないが、パッド印刷時の繊細なポジを出力するにはどうもいまいちだったので、外注の写真製版に出していた。それなりにコストがかかり費用もかかった、それよりも時間だ

 

このアメリカ製にかえたことでパッド印刷用の繊細なポジもほぼ自社出力でき、製版も綺麗にできるようになった。さすがにコンマ㎜単位の細かいポジは外注するが、そうでない場合は自社出力で十分になった。コスト削減にスピード(引き取りや待っている時間が無くなった)が出て、楽になった。その分どんどん仕事ができるので時間は相変わらず余裕がないが、コスト削減と時間削減ができたことはうれしい

 

今週もあと数件の難題がある、これは私しかチャレンジできない、それも1回限りだ。。。連続してくる案件はほかの人に教えればよいが1回限りは教えている間に終わってしまう。小ロット多品種ならではの悩みでもあるが、毎日異なる成形物への印刷ほど飽きが来ない

成形物にパッド印刷

フラットでない成形物が連続する、これはもうすぐにはできない。ジグ、製版もブリッジをかけたり試行錯誤が続く、そういうときに限り急ぎとなる。恐らくではあるが発注側としてはどうやって印刷をしているかわからないことが多いのであろう、無理もない、すべてインクジェットのように機械に入れれば印刷が終わる、という風に思われている方が大半だ。

 

パッド印刷は機械に入らない成形物を人間の手で1つ1つ仕上げる、時間がかかってしまうがあとは慣れだ。慣れているので比較的早いほうだとは思うが、それでも連続で来てしまうと天手古舞になってしまう、、、何件かあまりにも短納期過ぎる無理な案件は伸ばしてほしいと依頼をかけたが、それでも期日が決まっているらしく無理をすることになる。今日も明日も夜中までだが、幸いにも天気が良い。日光でも浴びてビタミン補給をすれば大丈夫かな(笑)

夜コツコツと

台風がやってきている土曜の夜、弊社のある神田1丁目は静まりかえっていた、もちろんどこもそうではあるが、倉庫の電気をつけ一人コツコツと仕事をした。連休前に入ってきて連休明けに急ぎでほしいというやらなければならない仕事をやることになったが、それよりは台風の影響で預かっている荷物に万が一の水漏れや洪水などで浸水被害を食い止めるために台風が去るまで見守りたかった、というおもいが強い。

 

24時を過ぎたあたりから雨模様が弱くなってきた、ところどころ風は強かったが、途中ほとんど雨が降らなくなり、一安心というところで倉庫に厚手の段ボールを敷き、その上に布団をおいて寝ることにした。段ボールは意外と温かい、若いころアメリカに住み、夜の飲食店でアルバイトをした記憶がある。当時は50km以上も離れている場所に住んでいたし、電車通勤だった。仕事の都合で終電を逃してしまい、帰宅できなかったことがある。アメリカで50kmを移動するのはなんも珍しいことではなくごく普通のことだ。

 

タクシーで帰るにも金額がかかるし、その日のアルバイト代を超えてしまうほどの出費になる。仕方なく地下鉄の駅、サンフランシスコダウンタウンのPowell Street駅の入口に段ボールを敷いてそれにくるまり、朝の始発をまった記憶がある。その時の外気温は5℃ほどだが、段ボールがここまで保温性をもつとはしらず、初めての経験だった。人間いざとなればサバイバル精神でなんとか工夫をする。いろいろな経験が今になり知恵と工夫として役にたっているかもしれない

台風が去った

日曜日は台風がきているので、土曜は心配になり、倉庫の貨物を気にしながら倉庫で寝ることにした。以前もほんの少しだけ雨漏りがあったので、どうしても気になり、倉庫で寝ればわかると思い夜12時くらいまで様子を見ながらとなった。日中の台風経過であればよかったが、ちょうど深夜にかけてだったので、寝る時間をずらしての観察だった

 

いつもは雨漏りしないような場所からほんの少しだけ水が出ていたが、雑巾でふき取りできるだけの量だったので安心した。そのまま朝まで寝たが、特に被害もなく終わった。翌日は近くの信濃川の決壊があやうかったが、弊社は問題なく日曜をむかえることができた。

 

日曜もフルで稼働し、そこそこ仕上げることができた。あとは月曜日にもっと仕事をすれば今週のスケジュールに間に合う案件ばかりだ。突然やってくる案件を仕上げるために土日を予備日としているが、その予備日が足りなくなってきているのでフル稼働している。

 

台風の被害は恐らく関東の方が大きかったと思うが、何事もないことを祈りたい

アクリルプレートに全面ベタ印刷 アニール処理

アクリルのプレートに6色の印刷、これは難易度が高いが弊社に舞い込んできて、昨年より続いている。慣れればピンホールと埃塵を気を付ければよい。4色目は全面ベタなのでアクリルのゲート処理をしてある部分に溶剤が入り込みクラックが起きやすい。

 

それを防止するために成形物をあらかじめ80℃でアニール処理する。これを行うことでクラックの防止になる。クラックが起きにくい新しいインキが販売されているが、取引先の都合上で昔からのインキを使用してほしいと、、、せっかくの新商品なので使用したほうが良いという提案もしたが、通らなかった。なんだか最近融通が利かないことが多い(汗) しかし、下手に変えておかしくなるよりは、というのも理解はできる。

 

今日は土曜だが、普通に稼働。どんどん案件をこなせる3連休だ、週明けにはまたフル稼働できるよう3連休でこなせるだけこなしたい。

円状の高さのある花瓶にシルク印刷

写真のような25㎝程の高さのある花瓶の天面にシルク印刷。高さ調整さえできればあとはジグだと思い、セットをし、何個か刷ってみると。。。あれれ?なんとすべての花瓶の直径が異なることに気づく。

 

これでは1つ目のサンプルの位置合わせが全く意味がなくなる。すぐに取引先にTELし、現状を説明。竹の筒を使っているようで何個か計測したがすべてミリ単位で異なる直径、そして高さも異なる。これは厄介だしどうにもならない。120個ほどだが、1つ1つ位置合わせなど非現実的。

 

それなりに真ん中に入っていればOKとの承諾をもらい、試行錯誤。版の天地左右に目印となるラインを引き、あとは1つ1つ目視でセンター合わせを行い印刷をした。目視のわりには意外にもセンターに入った比率が高かった。無事完了し、納期通りに収まった。想定外ではあったが解決できたので一安心だ

半自動機でPP袋をシルク印刷

個人的には半自動機はあまり好きではない、セットするにも面倒であり融通が利かない。今回のPP袋はマチ付きで厚みがあるので手刷りの方が楽だが、枚数が多いので半自動機を使いたい。

 

ジグと機械の調整を30分ほど行い、試行錯誤。試しに6枚ほど刷ってみたがもうすこし微調整すれば問題ないところまでできたので、あとは今日の朝から量産をするだけだ。これであれば一人で一気に刷れる。当初は袋を見た瞬間に手刷りの2人作業を想定したが、それが無くなったので私はほかの案件に着手できる。これほどうれしいことは無い。

 

できないことは無い、ようは試行錯誤と発想転換でなんでもこなせると思っている。半自動機に刷ってもらえるので体力消耗も最小限だ、しかし私は手刷りの別案件を行うことになるので体力勝負かな(笑)

ボトルと機械の面板を一緒に

ステンレスボトル、それに機械の面板、使用インキは同じくSG740の2液性、ちょうど同じタイミングで終わったので窯に一緒に入れて焼き付け。これで一石二鳥となる。いかにして無駄なスペースをつくらず作業性をUPするかを常に考えることで仕事を少しでも前に進めることができる。

まだまだ山積みの仕事が待ち構えているが、1つ1つ進める。来週納期の案件は3連休をすべて稼働し仕上げる、今週納期はあとわずかだが、それでも来週に続けてやってくる案件もあるので、気が抜けない。そういえば22日が祝日なことに気づいた、、なんだか祝日が多すぎると感じる。

 

昨晩はからだをほぐすためにマッサージをした。月1回のペースでやっているが、手刷りの場合はどうしても体をほぐさないと血流が悪くなり、新陳代謝が悪くなってしまう。これも投資だと思い、毎月通っている 10月も月末までは気が抜けない、やることに立ち向かうだけだ。

不織布のカレンダーにシルク印刷

もうそんな時期か、、、ということでカレンダーへのシルク印刷。不織布なので弊社の場合はOP22インキを使用、PPTでも良いがOP22の方が密着が良く、発色もよい。

 

そういえば今まで弊社でも毎年日めくりカレンダーを配布していたが、、今年からやめることにした。もちろん弊社では印刷はしていない、理由は様々だが、重い(相当な重量だ 汗)、環境保護(アマゾンの火災をみて思ったこと)、デジタル化の社会とGoogleカレンダーなので、どこかでやめようとは思った。

 

一番の理由はアマゾンの火災に環境保護が強い、私的にはスーパーに行けばマイバッグを持参し、ビニール袋を利用しない。忘れたときは段ボールに入れてそれをリサイクルする。1個や2個の場合はテープで対応してもらいそのまま持ち帰る。一人一人が意識を持ち、そしてレジ袋を欧米並みの50円くらいにすれば環境破壊が削減されるとは思う。2円や数円ではまだ利用する人は減らないであろう。それに対して消費増税の2%では騒ぎになっている世の中がいかがなものかと思ってしまうが。。。たかが一人の行動でもあるかもしれないが、できることをやろうと思う。

 

今週もタイトな納期が続き、そして難しい案件が連続している。いっそのことシルク印刷会社ではなく、NPOで特殊印刷研究所でも始めようかと(笑) 研究が楽しい、しかし飯を食べるには研究では生きては行けない。。悩むところが多い毎日ではある

30kgの米袋

日曜は終日30kgの米袋印刷をマイペースで行った、大きいので作業性も遅い、昼は自然派レストランで食事をして、その後近くのソファに座って目を閉じたらすぐに寝てしまった。1分もかからずに寝てしまうので疲労があるのかもしれないが、不眠症とは縁がないくらい寝つきが早いらしい。それは妻も言うくらいで横になると驚くくらいすぐに寝てしまうという、私は全くわからないが。。

 

今日最後の1色を仕上げ、明日出荷で間に合う。今週もタイトな納期があるが、時間で解決できる。週末は3連休だがそれもフル稼働し、月中からやってくる難題の段取りにジグ作成、1つ1つこなす案件の準備をすればできるものばかりだ。消費増税があったが、まったく気づかないほどの多忙で8%なのか10%なのかがわからないほど混乱しているが、クラウド会計を導入しているのでワンクリックですべてが完結する。バックオフィス業務が劇的に削減でき、印刷に集中できることがうれしい

 

3連休は台風がやってくるらしいが、ここ近年の異常気象も気になる。地球環境が変化している、心配なこともあるがこれはマクロ的に解決しなければで私一人の力ではどうにもならない。

 

写真は日曜の暗い倉庫に並べた米袋150枚、なんだか暗いと不気味だ(笑) 21時、今日は早いがそろそろ帰宅して明日に備えようと思う